動けない日

結婚詐欺に遭ったとわかって
何日経ったかな…
年末年始は熱にもうなされ
子宮筋腫の治療中で
来るはずのない月経が大量出血でやって来て
それでも何とか次の生き方をと
まずは住まい
そして仕事
な〜んにもないところから
もう一度振り出し。

何の為に新築中だとウソついて
それが遅延していて
とりあえずの借り住まいのアパートが決まって
今日引っ越しって日にトンズラしたんだろ
お金目当てでもない
ただの愉快犯だった

にしては長すぎる
2年だよ？
2年間、新築中だと疑いもせず
待った

お金を取られたわけでないから
弁護士も相手にしない案件

何がしたかったの？って首傾げられて終わり。

家も建ててない
借り住まいのアパートは
知らない人が住んでた

知らずにネットで買い物した日用品などをそのアパートに送ってしまい
その手続きに
高熱の中、追われた
綿密に新築中という図面も持ってきて
ハウスメーカーの人間と名乗る人物とも電話で話した

それが全て、架空だと知った時

私は一人段ボールに囲まれて佇んでいた

これ、法律では罪に問えないの

私は48歳
こんなムダな2年間
交際期間にして3年間
人生ストップかけられて
待たされて
段ボールと行き先なくて途方に暮れても

罪ではないらしい。

ここは、昔結婚していた元夫の持ち家

私が新築中だからと、好意で住ませてもらっていただけ。
彼も去年再婚したから出てかなきゃならない

元夫にも、私の成人した二人の子供にも
年末必ず帰りますとLINEして
姿を消した

私だけでなく、最後まで私の家族まで騙して消えた

それでも、住まいや仕事を色々検索しながら過ごしてるけど

やっぱり感情の起伏が激しい

今日、雪降ってるのか
さっきようやく小窓を開けて確認した

全然大丈夫だった

空は心配をよそに
光を注いでいる

ただ
今朝はその光があまりに眩しく
私を立ち止まらせる

こんな日に
少しでも物を書いて

備忘録として残すことにした

こんな思い
世界中で二度と味わう人が現れませんように…と
祈りながら。