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2001年9月12日 カナダ短期留学の旅

今から19年前の今日、大学3年生だった私は念願だった海外へ短期留学をするため、カナダへ向けて飛び立ちました。

大学在学中に絶対やりたいことのひとつだった短期留学。アルバイトで貯めたお金を握りしめ、約1ヶ月間カナダで過ごしました。初めての1人海外旅ということと加えて英語が出来る訳でもないというとてつもない不安もあったけれど、それよりも楽しみで仕方なかった。

2001年9月12日、福岡空港から関西国際空港へ向かい、そこで9時間のトランジット。そして、エアカナダに乗ってバンクーバー国際空港へ降り立ちました。

空港に着くや否や、異様な雰囲気と光景が目の前に広がり、状況が全く把握できず、迎えに来てくれているはずのホストファミリーを探せど見つからず・・数時間空港をウロウロしてようやくホストファミリーに会うことができました。

挨拶をした直後に「ニューヨークでとんでもない事件が起きた」と聞き、どの規模でどんな事件なのかさっぱり分からず車に揺られてホストファミリーのお家へ到着。テレビをつけるとそこには嘘のような映像が流れており、本当に理解が出来ずにしばらく呆然・・・

「9.11」 から19年の月日が流れてもあの日感じた衝撃、胸のざわつきは今でも鮮明に覚えています。電話回線が混線した中、両親に無事であることを報告できたのは事件から2日後でした。危ないから帰っておいで。とも言われましたが、どうしても諦めがつかずに気をつけるから大丈夫!と伝え、予定通り1ヶ月後に帰国することにしました。

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ホストファミリーはとても親切でやさしく、適度に放置してくれるので何の気兼ねもなく過ごすことができました。↑は私が使わせてもらった個室。窓の外は芝生のお庭とテラス、そして小さなプールがあり、庭にはリスが時折遊びに来たり、夢のようなお家そのもの。

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カナダ人のお父さんは鉄道会社に勤め、スペイン人のお母さんは子育て中。当時1才の娘ちゃんがとっても可愛くてお人形さんと見間違えるほど。

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毎朝、家族と一緒に朝食を頂き、自分で簡単なサンドイッチを作ってジップロックに果物と一緒に詰めてリュックに入れて30分ほどかけて語学学校へ通いました。

お家はバンクーバーの山側にあったので、バスと船に乗ってダウンタウンへ行き、そこから歩いて学校へ。学校へ行く途中、カフェで1ドルの大きなコーヒーを買うのが密かな楽しみだったな。当時日本にはまだスタンドカフェがそこまでなかったので、カフェに立ち寄ることがとっても楽しくそれだけでワクワク。

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午後、学校が終わるとクラスメイトとアクティビティに参加したり、街をぶらぶらしたり、カフェでお茶したり・・

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大自然溢れるカナダはとにかく街の空気が澄んでとっても気持ち良かったことが最大の思い出かもしれない。公園を散歩したり、ウィスラーまで日帰りでバスハイクに出かけたり、夜はアイスホッケーのゲームを観戦したり、とにかく毎日が楽しくて仕方なかった!

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当時はフィルムカメラしか持っていなかったので、1ヶ月も滞在してたのに撮った写真はわずか・・そしてどの写真も下手過ぎて笑っちゃうけど、それでもこうして記録として残しておいて良かった。

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アルバムに入れたままではいつかストーリーを忘れてしまいそうなので、noteに記録。

生憎、写真はないけれどダウンタウンの街角にあった小さなカフェ「りんごカフェ」のりんごとカスタードのクレープがとっても美味しかったこと、フードセンターの中華料理屋さんでテイクアウトしたチャーハンが泣けるほど美味しかったこと、そしてお父さんがベジタリアンのお母さんが外出してる時にこっそり私にサーモンとお肉を焼いてくれて2人でモグモグ食べたこと、これも全部愛おしい記憶。

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