映画鑑賞手帖「モロッコ、彼女たちの朝」

カサブランカの旧市街。
小さなパン屋を舞台にした、強く逞しく、やさしい女性2人の実話から生まれた物語。登場人物はごくごくわずか。

カサブランカ旧市街メディナの日常や雑踏の中で、2人の女性の感情が行き交う様に引き込まれてしまった。

劇中に出てくる、モロッコの伝統パン「ルジザ」がとても気になった…。

麺のような紐状のパンケーキ“ルジザ”は、生地を細く紐のように延ばし、手に巻いていく。くるくる巻きになった生地を鉄板の上でジュッと焼いていた。見てるだけでも気が遠くなるようなパンケーキ。
モロッコ人の中でもルジザを手作りすることができる人は少ないそうだ。

とんでもなく手間暇かかるルジザを食べに、いつかモロッコに行かなくてはと、早く海外旅行が出来る日が待ち遠しい。