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映画『博士と彼女のセオリー』あらすじ/解説/感想

〈自己紹介〉

はじめまして~!kanaです☺

映画と読書が本当に大好きで今までは人のレビューをみて楽しんでいましたが、次は自分が書く側になってみたいと。

自分が観て、読んで感じたことをシェアできたらいいなと思い始めました☺

自分のペースでゆっくりと続けていけたらなぁと思っています!      そして、後々自分が今行っている活動などにも触れていきたいと考えているのでよろしくお願いします!

〈今日の映画〉

第一回は『博士と彼女のセオリー』です!

個人的に大好きな映画で、定期的にいつも観返したくなります。
2015年のアカデミー賞5部門にノミネート🎥

そして主演のエディ・レッドメインが主演男優賞に選ばれていますよね😊
オスカーでのスピーチも併せて貼っておくのでよければ~!
とても彼の人間味があふれていてチャーミングでとにかく素敵なんです…

https://www.youtube.com/watch?v=m_ZVJgM-bZI&feature=youtu.be

〈あらすじ〉

簡単に言うと、宇宙物理学者ホーキング博士の人生を描いた作品です。

天才物理学者と将来を期待されるスティーブン・ホーキングは、ケンブリッジ大学大学院に在学中、詩について勉強していたジェーンと出会い恋に落ちる。その直後、彼はALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命は2年だと言われてしまう。それでもスティーヴンと共に困難を乗り越え、彼を支えることを選んだジェーンは、二人で力を合わせて難病に立ち向かっていく。

〈スティーブン・ホーキング博士について〉

イギリスの理論物理学者で、1963年にブラックホールの特異点定理を発表し世界的に名を知られることになりました。
1971年には「宇宙創成直後に小さなブラックホールが多数発生する」とする理論を提唱、1974年には「ブラックホールは素粒子を放出することによってその勢力を弱め、やがて爆発により消滅する」とする理論(ホーキング放射)を発表、量子宇宙論という分野を形作ることになった。      
現代宇宙論に多大な影響を与えた人物です。              

天才の中の天才でしたが学生のころ、
突然発症した筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)
通称、ALSを患い、脳以外の、身体のすべてほとんどが動かなくなるという病気に犯されました。

ALSといえば少し前に「アイスバケツチャレンジ」を通して世界中でチャリティー活動の様子が有名になりましたよね!
instagramやtwitterなどで目にした人も多いと思います☺
こちらもURL貼っておくのでよければ!

https://www.youtube.com/watch?v=XS6ysDFTbLU

https://www.youtube.com/watch?v=dLOigoGnFlI

〈感想〉

”I have loved you”

この一言にすべてが詰まっているといっても過言ではないくらい。

先ほど、この映画を一言で表すと「ホーキング博士の伝記」と書いたのですがこの映画では彼が成し遂げてきた数々の功績がメインとして描かれていません。

彼を取り巻く人間関係や環境そして何より、妻であるジェーンとの関係性に焦点をあてて物語は進んでいきます。

この二人の関係性が本当に本当に素敵なんです…!

なんていったってジェーンが芯が通っている素晴らしい女性なんです!

スティーブン(ホーキング博士)がALSを抱えていると分かってから、彼女は彼と真剣に向き合い、身体的にも精神的にも大きな支えとなり、子育てにも一生懸命励みました。なんて強い女性なの…!

スティーブンも難病と闘いながら自らの研究に懸命に取り組む姿は本当に大変だったと思う、けれども彼と人生を共にしそばで支え続けたジェーン、ふたりの関係性は言葉に表せないくらい素敵。お互いを尊敬して認め合えるような関係だからこそ二人は歩んでこれたのだと思います。
(ボキャブラリー欲しい!!それくらい尊いの…)           

けれども人間誰しも強いわけではなくて、ジェーンにも葛藤や孤独を感じる時が来る。お互いの歩む道の先にいる人を認める時が来ます。その時にジェーンがスティーブンに言ったセリフが、

”I have loved you"

過去形の

”I loved you"

でもなく、過去完了の

”I had loved you"

でもなく、現在完了形なんです…。
もうこれ愛じゃないですか…?    
私はこの一言に胸打たれました…。

現在完了を使うことで、二人が今まで歩んできた、共にしてきた長く大切な時間を表しているのかなと思います。その時間の中には、楽しいものばかりではなく苦しみや葛藤もたくさんあって乗り越えてきた二人の軌跡が詰まっていて、どれだけ二人にとって宝物のような時間だったのかひしひしと伝わってきました…。

これから新しい人生を共にするお互いのパートナーを見つけたとしても、変わらずその今でもお互いの事を思いやる愛ですね☺

また、最後新しい道を歩むことを選んだ二人が今までの軌跡を振り返って、

”Look what we have made"

とつぶやきます。どんな人生だったのだろう。それは二人にしか分かりませんが、懸命に自分たちと向き合い必死に生きた二人の時間がこのセリフに詰まっているように感じてもうここはたまりません…。

人には人の人生がありますが私も彼らのようにふと自分の人生を振り返った時このようなセリフを言えるような人生を送りたいなと心から思います☺

〈最後に〉

スティーブンは過去へタイムスリップすることはできないと主張していましたが、ジェーンが詩を学ぶことで「時間旅行」を主張したように、
過去へ戻ることはできないかもしれないが、

”What we have made"

私たちが過去に築いてきた軌跡という名の宝物は、これから先私たちが歩んでいく未来でも失うことはなく、その瞬間も光り輝くのかもしれないというメッセージなのかなと思います☺

今のためだけではなく、これから待っている未来のためにも自分の与えられた人生を懸命に生きたいですね!

私個人の感想なので、もし違う考え方や感想をもった人がいたら教えてほしいです~!!いろんな感想を聞きたい!

ではではこのへんで☺









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