ピアノが上手になるたった2つのポイント
ピアノを習う人はピアノを弾けるようになりたいから習うわけです。
でも、どの程度弾ければ満足かって言うのは 人それぞれ違います。
私は、ピアノは割と弾けるけれど、他の楽器はからきしです。
それでも、それらの楽器を習おうと思った時に、最終的なゴールとして思い描くのはバリバリのプレイヤーの姿でした。
生まれた時からほぼ毎日 ピアノに触れてきた私にとって 例えばプロ級のサックスプレイヤーになることがどんなに難しいことかは よく分かっているはずです。でも、今からでもサックスを始めれば いつかとてもよく演奏できるようになるはず と思っている。。
脳ってとても楽観的だな と思います。
さて、 本題の ピアノ上達の秘訣について
正直、明確に1日に何時間ということはないと思っています。
プロのプレイヤーになろうとするのでなければ、自分の目標にするピアニストの演奏に近づけたらOKな訳です。
1 ピアノを弾きたければ耳を鍛えろ
私は上達の秘訣は第一にこれだと思っています。
特に利き手でない方の手、小指で弾くパートの演奏を聴いてみてください。
ピアニストで、利き手でない方がどうも ギコチナイ演奏になっているとか、筋肉の少ない小指のパートになると どうも変に ふにょふにょした音になっている なんて人はまずいません。
なので利き手でない手と小指を鍛え上げるのは MUSTなのです。
いやいや、小指使わなきゃいいじゃない。 とか思わないでください。
それって、洗剤を使わずに食器を洗うようなものです。
なしでも洗えるけど、なんだかまだベトベトするから、無駄な労力をかけて更にゴシゴシ擦る。 疲れるし、筋肉が変に強張る。
ダメです。小指はないと。
なぜって殆どの曲のメロディーラインは一番高い音に配置されていることが多いんですから。 つまり右手の小指付近。右手の小指は最も鍛えられるべき指です。
さて、でも耳が鍛えられていれば そんなこと言われなくても気づく訳です。
2 現実を知れ
冒頭で述べたように、とても楽観的な私たちの脳は 練習しなくても弾ける!!なんなら1日5分でプロ級!! なんていうマジカルな夢を見る訳です。
しかし、何かの曲をワンフレーズだけ弾いてみてください。
あれ、なんだか ガタガタした音がする。。おかしいな
そして、その同じフレーズの演奏を好きなアーティストの演奏と比べてみてください。そのアーティストの演奏は
・綺麗な羽根の生えた鳥が自由に飛び回るように軽やかな演奏
・つなぎめの見えない美しい織物のような演奏
・チャーミングで、自分も引きこまれるような独創的な演奏
だったりしませんか。
では、同じように弾いてみましょう。
たったワンフレーズだけでいいんです。
2小節、長くても10小節もないでしょう。
え、弾けない!? 弾けたけど1時間練習した??
はい。これが現実です。
とにかく、隅々までよく聴きまくり、真似して自分の現状を知る。
これに限ります。