![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47534006/rectangle_large_type_2_6f94e4332613fd85a4bfbb3cdd35e032.png?width=1200)
【大学へ行く意味はあるのかⅢ】「大学生活、このままでいいのか?」と思っているあなたへ
「あれ、大学生活、このままでいいのか‥?」
私は、大学1年生の秋に気がつきました。
大学とは、恐ろしくつまらない場所だということを。
コロナ禍で大学へ行く機会が減った学生の皆さんは、そう感じることが多いのではないでしょうか?
現役大学職員の私が考える大学へ行く意味と、これからの大学生活を充実させるためのヒントを書いていきたいと思います。
青春を捨てた高校時代の先にあった「つまらない場所」
私にとって、本当に、必死に必死に勉強してつかみとった”合格”でした。
恋愛禁止の強豪バスケ部で制服を着ることなく、毎日ジャージで過ごした高校部活時代。勉強の遅れを取り戻そうと、寝る間を惜しんで必死に勉強した受験時代。
キラキラした大学生活をイメージしていたのは、世間知らずな私の自分勝手。それは百も承知な上で、高校卒業後に待っていたのは、自由に使えるある程度のお金と、時間と、「つまらない場所」でした。
もう、敷かれたレールを生きるのはおしまいだ。
学ぶ気の無い大学生、教える気の無い教授たち、学生にとことん寄り添わない職員‥(私の大学の職員は、めちゃくちゃ不親切でした。泣)
この「つまらない場」に学費年間100万円のお金を払っているという心理的不協和を認めることができず、誘われた遊びや飲み会、バイトのシフトはなるべく断らず、”手帳を埋める”ことで虚構の充実を楽しみました。
もちろん楽しかったことも、いい出会いもありました。でも、手帳を埋め続けた大学生初の夏休みを終えて、ふと気が付いたんです。
「待っているだけではだめなのかもしれない。大学生活は、自分で動かないとあっという間に終わってしまう。」
”インターハイ”や”受験合格”というゴールはもう用意されていない。私は一体、どこへ向かったらいいんだろう?この人生のGWが終わった先には、何が待っているんだろう?
なぜ、あなたは大学へ行くのか?
当時は気がつかなかったけれど、大学の授業が無料で受けられるサービスや、役立つ知識やスキルが得られるサービスは世の中にたくさんあります。
自分で選択肢を並べる力や周りの人に恵まれれば、大学以外の選択肢はいくらだってあります。
では、なぜ私は、大学へ行ったのでしょうか?
日本の大学生は、みなさんは、至極当然に大学へ行くのでしょうか?
現役大学職員の「2つの解」
2020年の大学進学率は過去最高で、「大学進学」は高校卒業後の、当たり前の選択肢です。みんなが大学へ行く理由は様々だと思います。
「皆が大学に行っているから」
「就活で有利そうだから」
「自由な時間ができるから」
けれど実際は、大卒新卒じゃないと企業に入れないということは全くないし、別に、ただ単に自由な時間が必要なら、大学に行かなくてもいいわけで。
「なぜ大学へ来たのか?」
みなさんも、一度は考えたことがあると思います。
大学職員であり、一児の母である私の解は、以下二つです。
1,学問を深める経験をするため(ゼミ活動等)
2,低リスクで挑戦し続けられる自由な時間と手に入れるため
1,学問を深める経験をするため(ゼミ活動等)
言い方を鋭くすると、思いを持った学内の大人を使い倒すことも、選択のひとつだということです。冒頭に、教える気の無い教授たち、学生にとことん寄り添わない職員‥なんて書いてしまいましたが、もちろん、全員がそういうわけではありません。
どこの大学にも、想いを持った教員や学生の人生に寄り添ってくれる職員はいます。自分の研究分野へ興味を抱く学生、想いのある学生を無碍にはしません。面白いと思った授業は真剣に取り組んでみて、教授に質問しにいくこと。ゼミ選び、探求したいことへ本気になってみること。
そしてその学びは、社会で必ず活きます。答えのない問いに向き合うことのできる、貴重な経験だと思います。
2,低リスクで挑戦し続けられる自由な時間と手に入れるため
よく言われることですが、社会人になると、組織のために時間を費やさなくてはいけない時間がどうしても長くなります。さらに、ママになった私は今、猛烈に時間がありません。自由な時間を得るのために、ベビーシッターや保育園に1時間1000円以上のお金を払わなくてはいけないし、家計のためにある程度の稼ぎが必要なので、大胆なチャレンジはしづらいです。
それに対して学生生活は、低リスクで、仮説と検証を繰り返すことができる自由があります。興味のある分野を徹底的にチャレンジする経験、もしくは、興味のない分野に飛び込んでみて、その理由を確認することもできます。
まずは、何に挑戦する?
私だったらそうだな~。まずは、面白そうだなと思った分野の本を読み漁ってみます。あとは、面白そうな人に会いにいってみます。それから興味がある分野のアルバイトやインターンシップに挑戦!考えるだけで、わくわくしますね。
※有給長期インターンはこちらで探せますよ~!
※変な大学の授業より、質の高い社会人の話を聞ける動画がみれますよ~!
※人生100年時代に備えた情報やスキル授業を無料でみれますよ~!
そして、やりっぱなしじゃなく、その経験から自分にとってどんな意味があったか?考えてみる。そのチャレンジが「自分にとって楽しいこと」「しんどいと感じること」「人より苦がなくできそうなこと」「幸せだと感じること」「ストレスになること」を知ることに繋がります。
ちなみに、これって多くの社会人も、働きながらやっていることだったりします。
一度のチャレンジを別にやり切らなくたっていい。これ、違うなと思ったら、撤退すればいいんです。1か月に1つ検証したら、1年に12回チャレンジができちゃいます!!
社会人でそれをやることは全くNGではありませんが、心や身体に多少の痛手を負います(笑)学生のうちに「社会」と「自分」を知っておくことが、自分で自分を幸せにすることにつながるんだと思います。
今からできることは、まだまだある
コロナ禍で、「なんという大学生活だ‥」と下を向きそうな人へ、そういう人が周りにいたら、伝えてあげてください。
君たちの大学生活は、まだこれから。
なんなら、社会人になってからでも「卒業生」という肩書きでできることもたくさんあります。
できることは、いくらでもある。分からないことは友達と話してみるもよし、周りの頼れる大人に聴いてみるもよし、もちろん、コメントしていただいても!
※自分の「強み」が見つからないという方は、ぜひ読んでみてください。
※大学へ行く意味はあるのかシリーズはこちらです。