「どうしたら相手は変わってくれるの?」症候群だった私とさよならしよう
子育てでも、仕事でも、何かうまくいかないことがあるとき、「どうしたら、○○(相手)は変わってくれるんだろう‥?」と思ったことはありませんか?
私は、めっちゃくちゃ思っていました!!!
相手を変えたい症候群
いつから思っていたか?って、小学生のときから。笑
ミニバスや部活で、一生懸命練習していないようにみえた仲間に対して。
高校の部活で、なんだか覇気がないようにみえた後輩に対して。
自分のことばかり考えているようにみえたサークルの友人に対して。
育児など、自分の苦手はとことん遠ざけているようにみえる夫に対して。
一旦は、「○○という課題のために私にできることは・・・?」と考えて実行してみます。やっているんだけど現実は変わらない。
もうひと頑張り!!!もうふた頑張り!!!調子がいいと、もういっちょ頑張る!!!!‥‥あれ??
「なんで私はこんなに変わろうと努力しているのに、あなたたちは変わらないのだ~おいおいおい~~ずるいじゃないか~~~~」
って、めちゃくちゃ思っていました。笑
当時は、本気の本気で、めちゃくちゃ必死だったのです。今思うと恥ずかしい限り…
思い出してみると、相手のことを知りもしないで、自分の価値観を押し付けていただけであります…。
相手を変える習慣力
そんな私が社会人になって出会ったのが、この本です。
おそらく有名なのは、「自分を変える習慣力」のほう。そちらを先に読んでいたら三浦将さんの考えすばらし~~と思い、こちらにも出会いました。
相手を変えたいのであれば、変えようとしないこと
私なりに要約してお伝えすると、
『相手を変える力とは、人を動かす力であり、影響力を与える力である。』ではないということです。
相手を変えようとする気持ち=相手にダメ出しする気持ちである
相手を変えようとする気持ちは、「あなたはダメだから、変わる必要がある!」というメッセージになって伝わってしまう可能性が高いです。
たとえ、言葉では直接伝えていなくても、ダメ出しの気持ちはなくても、相手の潜在意識の中には、ダメ出ししてくる人と受け止めてしまいます。
相手を承認すること
承認=心から相手を認めること
その人に変わってほしいと思ったのなら、そのときの行動を見るのではなく、未来の可能性を認めることから始めよう!ってことです。
相手の行動、成果、能力、価値観など、相手の存在そのものを認めること。
具体的に言うならば、
「あなたは、いろんな状況が重なって、たまたま今は○○○○な状態だけど、本質は○○○○な可能性にあふれているんだよ!」
というような見方、言い方になります。
相手が失敗したとしても、「WHY」どうしてできないの?ではなく、
「HOW」どうしたらできるようになると思う?と未来の可能性を信じてきくこと。
相手が、「勇気づけてくれる人」「気持ちをわかってくれる人」と受け止めると、安全な存在として、言っていることを受け止めてくれるようになるみたいです。
信頼をおいている上司と、そうでない上司との関係をイメージしてみると納得感があるかもしれませんね‥!
相手を変えようとするなら、自分が変わる
どのように変わればいいか?
相手の存在を認めること(承認)(傾聴)です。
相手の存在を認めながら、傾聴すること。傾聴では、相手の話に興味を持ちながら、笑顔やあいづち、繰り返すスキル(オウム返し)などが大切!
さよならは、まだ先・・
この本を読んでから「相手を変えたい症候群」が発症したときに、まず、「承認できてる?」って思えるようになりました。
それだけで、まず成長。
「それでも理不尽だろおおおおい!」みたいなこともなくはないですが、この考え方を知っているかどうかで、自分の懐が全然違う実感があります。
今は、心にだいぶん余裕があるので、育休中の自分を成長させるチャンス!!くらいに思って、承認と傾聴を意識するようになりました。
・相手はどんな価値観を大切にしたいんだ?
・相手はどんな状態なんだ?
・本当はどうしたいと思っているんだっけ?
みたいなことを落ち着いて考えています。
おまけ:自分を承認できているか?
「自分を承認できていますか?」
「自分の未来の可能性を、自分で信じてあげられていますか?」
この問いを投げられて、私はなんだかドキっとしました。
自分を承認できない人は、相手を承認することは難しい。って、三浦さんもおっしゃっています。
個人的には、自己肯定感は、決して低いほうではないと思うのですが、「自分を信じてあげられているか…?」といわれる、過去の経験もよみがえり、自信がありませんでした。
人生で自分と寄り添っていくのは、自分なのに!自分で自分のことを信じてあげないでどうするのよ~~~と思って、自分で自分にOKを出す、「自己肯定感」についても考えてみました。
▼ログを習慣にしていたら、結果的に、自己肯定感が上がっていましたって話を書きました