日本は黄砂、フランスはサハラ砂漠の砂が来る
日本では、偏西風が強く吹く2月から5月が、黄砂の時期だそうですが、
フランスも、サハラ砂漠の砂が3月22日火曜日から南風にのって、
景色をオレンジ色に染める現象が見られ、
車や庭に置いていたゴミ箱に”サハラ砂漠の砂”が積もりました。
口の中がザラザラ
よくある現象なので、今年もサハラの砂がやって来たんだなぁと
外を見ると、
オレンジ色のぼやけた景色、
そして、砂で覆われた空は、どんよりしていて空気が重い…。
次の日、いつもより飛んできた砂の量が多かったのか、車は砂だらけ、
しかも、口の中までザラザラして、帰宅してすぐに口を洗いました。
もちろん、帰宅する前に洗車しようと思ったのですが、みんな思うことは同じ、
洗車待ちの、ながぁ〜い行列!
私は、この行列を見て洗車せずに直ぐに帰宅しました。
降り積もったサハラの砂は、放射性粒子で汚染されている!
カン市の研究所がサハラ砂漠の砂のサンプルから”セシウム137”を検出したニュースを聞いてビックリ!
放射性セシウム137は、核爆発による核分裂の生成物で、
1945年広島・長崎への原子爆弾投下によって地球上に放出され、
1940年代〜1960年代には、アメリカ・ソ連の核実験、
そして、チェルノブイリ原子力発電所事故においても大量に環境へ放出されているとのこと。
現段階では、人間に影響はないとされていますが、
放射能は、ゆっくり歩み寄る”毒”。
サハラ砂漠からのセシウム137は、間違いなく「1960年代にフランスが行った原爆実験」に由来するとのこと。
この汚染は、
皮肉なことに、私たちに返ってくるのです…。
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