アメリカ旅行記withソニック③(LA最終日~SF到着編)
朝はよい目覚めから
この日はしっかり朝に目覚めた。
軽く朝食を取って、ホテルを出るとバスに乗る。もうバスもお手の物だ。
さて、今日初めての行き先なのだが、なんと山の上にある。
定期的に出ているバスか、シェアライドで行くしかないのだが、私はシェアライドを使うことにした。
使ったのはLyftというアプリだ。
カリフォルニア州ではUberより浸透している配車アプリらしい。
さっそく行き先を決め、現在の場所も登録すると近くにいるドライバーとマッチした。ちなみに一定の評価がないとドライバーになれないらしいので、安全性もバツグンだ。しかも到着するまでの車の動きも見ることができるので、待つ間も安心。
黒い車がすぐそばに停まった。運転席に座るお兄さんと名前の確認をし、後部座席に乗った。
タクシーなのはわかっているけど、異国の人の車に乗るのは正直緊張した。
車は坂を昇ってゆく。牧歌的な家が立ち並ぶ住宅街を抜けると、山道になってきた。この間もお兄さんと特に話すことなかった。分からないこと聞かれたらどうしようと思っていたので助かった。
のんびりしている間に到着。人が多い。
お兄さんに礼をいい、走り去ったあと支払いをする。チップも自動で計算してくれるので簡単だ。
山の上はさすがに日差しが強い。白い建物だからか、そこはなおさらまぶしかった。
グリフィス天文台
もともとかなり有名な天文台ですが、映画「ラ・ラ・ランド」に登場してさらに有名になったところです。ふたりが踊るところね。
地元の小学校?の生徒さんたちが来てたりしてた。課外学習かな。
かのHOLLYWOODサインも小さいけど見えました。ちなみにあそこまではハイキングすれば行けるのだけれど、そんな体力は私にない。
中へ入ると素敵な天井がお出迎え。
ここでの目当てはプラネタリウムだ。プログラムが3つあって、ちょうどいい時間にあるやつのチケットを買う。
私が見たのは「サインズ・オブ・ライフ」だ。
「宇宙に生命をもたらすには何が必要だったのか?」という、かなり専門的で難しそうな内容だった。
大丈夫かな……と思いつつ見たが、とにかく天井に映し出される映像がダイナミックで不思議と飽きなかった。語り部のお兄さんがいろいろ説明してくれたが、正直ほぼ聞き取れなかった。
その後軽くお土産を見て、少し遅めのランチのためにまたLyftを頼む。さらばグリフィス。
Philippe The Original
坂を下り、街へ戻って約20分。
写真のままの店が見えてきて、ほっとする。
ドジャースファン御用達のサンドイッチ屋さんで、なんと大谷くんもここのサンドイッチを食べたらしい。だからどうしても来たかったのだ。
店内に入ると、ドジャースを応援している店らしく、ドジャーグッズがいっぱいだった。お客さんも多かったので、列に並んでメニューを眺める。
店員のお姉さんに目当てのサンドイッチを頼み、並んでいる間においしそうだな、と思ったドーナツと、オレンジジュースを注文。やはり注文は緊張するが、問題なく商品が出てきた。
メインはもちろん、牛肉がたっぷり挟まったサンドイッチだ。付属のタレに浸して食べる。
……うん……
美味しすぎるでしょ……
誇張じゃなく今まで食べたサンドイッチで一番美味しかった。甘辛い牛肉に煮汁が効いてて……ちょっと濃いめのタレを付けるともう……最高なのよ。
ドーナツもなんだか懐かしい感じがする甘さで、オレンジジュースは果肉が入ってた。嬉しいよね果肉入ってると。
お腹いっぱい大満足のまま退店。
ここからユニオンステーションが近いので歩きます。
と、なんだかおもしろいところを見つけたので軽く寄ってみる。
メキシコを感じるこの道、オルベラストリートというらしく、実はロサンゼルス発祥の地らしい。雑貨や衣服がカラフルで楽しかった。
電車を待っている間、アムトラックらしき車両を発見。
アムトラックとはアメリカを横断できる長距離列車だ。いつか乗ってみたいと思いつつ、電車に乗ってホテルへ帰った。
こうしてロサンゼルスでの3日は終わった。軽いトラブルもあったものの、行きたいところへは全部行けたのでよしとする。
最後に、一人用サイズが見事にないスーパーのアイス売り場を乗せて終わりとする。
SFへ飛ぼう!LAXへ!
飛行機に乗る日の朝は早い。
6時ごろホテルをチェックアウトし、やはりLyftで空港へ。まだ早朝なので道路は混んでいなかった。
今度は国内なのでサクッとチェックイン。あとは案内を待つだけ……
欠航だと……
頑張って起きたのに……まあいいか。せっかくなので空港を散歩することに。そういえば朝ごはんを食べていなかった。アメリカでは定番の朝食ポップタルトを食べた。たしかストロベリー。うん。甘くてアメリカって感じだった。
待つこと約1時間、次の便が案内された。
飛行機が動き出し、離陸すると、次の目的地へのワクワクと、少しの寂しさが胸に残る。
こうして初めて訪れたアメリカ、ロサンゼルスを飛び立った。
機内にて
さて、1時間ほどのフライトなので気楽になっていると、隣の眼鏡のお兄さんに声をかけられた。
「アーユー×××?」
……なんて?
スピーキングが十分じゃない私は聞き取れず、もう一度聞く。
「アーユーブッディスト?」
ブ……なんだそれ?
私は恥ずかしながらもお兄さんに意味を聞くことに。
するとお兄さんは手元にあった紙にスペルを書いてくれた。
「Buddhist」と。そして両手を合わせて拝むポーズをしてくれた。
なるほど、「あなた仏教徒?」と聞いてるのか。
そのお兄さんはインド人らしい。なるほど。
お兄さんとの会話を終えると、窓から海と、大きな橋が見えてきた。機内にアナウンスが流れる。
次の地、サンフランシスコに到着だ!
続く