12月21日(水)🍥6日目①

朝食→白米/味噌汁(ジャガイモ・厚揚)/小松菜とツナの煮浸し/焼ノリ/牛乳200cc

昼食→白米/中華風野菜炒め/ツナ入りオムレツ/春雨サラダ/オレンジ6分の1個

夕食→白米/ほうれん草のお浸し/冷奴(そぼろ乗せ)/タンドリーチキンもどき(ペラッペラに削いだ鶏ムネ)

水曜はシャワーだけでなく浴槽に浸かっての湯浴みが許可される。が、この日は前倒しの「クリスマス会」が催されるため、入浴は取り止めとのことであった。クリ会自体はどうでもいいのだが、この催事を仕切っているのが看守とは別の組織(OTども)らしく、平生は午前中に作業療法と称し何らかの治療PRGを開講しているそうだ。これに(各人が科せられている再教育日程の合間をぬって)任意で参加することができ、ログインボーナスが10日間分たまると手袋だの筆記用具だの巾着だのといった粗品が振る舞われるともっぱらの噂。置き時計とかラインナップにあるかなあどんなデザインの品々なのかなあなど思う。

おクリ会の次第は、①射的②リースづくり(ツリー用)という季節感があるんだかないんだかな内容で、大ホールの隅にはスクリーンが設置されプロジェクターでミスチルのライブ映像が会の頭からお尻まで流しっ放しになっている、といった謎の雰囲気づくり(?)も行われていた。生まれて初めての射的を精神病院のおクリ会でクリアする(一撃も当たらず零点を叩き出す)ことになるとは、一寸先は云々。

午後からは二部構成な再教育で、前半は「自律神経回復訓練」なるお題目だった。平たく言うと、自己催眠とか自己暗示とかをうまくできるよーになろーね的な内容で、目を瞑り講師の指示に従いながら身体の各部位を順々に脱力してゆく。指示と指示の合間に、リズムをつけるためなのか、「りん」という仏具の音が鳴らされるのだが、僧籍(お経を人に聴かせて偉そうに説法してもいいよって資格)を持っていた身としては寺のことやシャバの記憶が強制的に再起動され、催眠・暗示など叶うべくもなく真顔になってしまう。酸素が足りなくて無極が使えない。講師はその音にリラックス効果がと説明していた。

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