見出し画像

京都のメンターと茂庵@吉田山でまったりとお茶会。晩秋の吉田山と竹籠弁当は目にも楽しく美しく。

年に2回、
京都のメンターに会いに行く。

私が勝手に「メンター」と言っているだけで、
メンター曰く「ただの後期高齢者 (笑)」
とのことですが、

京都に来たばかりのとき
京都特有の人間関係がわからず、
失敗続きで泣きそうになっていたときに

「実は僕も同じような目に遭っていたことがあるんだよ」
と打ち明けられ、以来、年2でお茶会をしている。

かわいいお茶うけは、柚子のこはくかん、黒豆の甘納豆とバターを使っていないクッキー。

メンターとのお茶会は、
理科学系から心理学、哲学、文学まで、

話があっちにいったりこっちにいったりするけれど、
ふいに飛んでくるボールはいつも鋭い。

「本当に人間は『自分という存在』を脳で感じているのか?」
「人間の本質 (ネイチャー)でないものは何か?」
「無機物 (AI)にも意識はあると思いますか?」
「林住期において人ができることは何か?」

ちょっと理屈っぽくって、
かなりメンドクサイ問いではある。

たまたま私が本業のかたわら、
心理学研究をしに大学院に10年ほど通っていて、
(心理学のすみっこで試行錯誤していただけですが)

そういうこともあって、メンターは
私に専門的な観点からの意見を求めていたように思う。

けれど、20歳下の私が大先輩に
もっともらしいことを言うなど10年早い!
と気恥ずかしさもありつつ、

こんな若輩モノの意見や感想を
じっくりと丁寧に聞いてくれる機会は
京都では、メンターとのお茶会以外にはなく、

メンターとのお茶会は楽しすぎて、
気がつくと、毎回4~5時間経っていた。

そんなメンターとの定例お茶会も
今回で最後である。

最後の定例お茶会は、
吉田山の茂庵にしようと決めていた。

吉田山の紅葉を見ながら、
今回も4時間以上、話をした。

京都の日々はメンターのおかげで乗り切れた。
本当にそう思う。
いい時間をありがとうございました。

来年も、ときどき京都に来るので、
また話をしましょう。

秋の竹籠弁当には、しめじご飯をはじめ、秋の味覚がぎっしりと。今回は白ワインと一緒に。
20種類のいろとりどりのおばんざい。美味しかったのでメニュー(↓) を忘れないようにメモメモ。

秋の竹籠弁当
鯛昆布じめ ポン酢/ だし巻きたまご/ もみじ焼き(かまぼこ)/ 鰆の椎茸サンド
エビのおかき揚げ/ 季節の野菜の胡麻和え 松の実/ 鴨ロース/ もろこ煮
子持ち鮎の唐揚げ/ 鱧巻/ 小茄子の田楽/ 湯葉巻き/ 冬瓜/ 満願寺唐辛子
モロッコインゲン/ エビ/ 萩麩/ こいも/ 鱈の子流し/ しめじご飯/ 奈良漬

いいなと思ったら応援しよう!