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自分の進路選択を振り返る
1.はじめに(自己紹介)
僕は関西出身の30歳。
地元の進学校を卒業した後、関西の国公立大学の経済学部に進学。卒業後はメーカーで人事や生産管理の仕事に従事。
メーカーの仕事に疑問を感じ、元々興味があったスポーツトレーナーの道へ。
その後、色々あってスリランカ、フランスで生活することに。フランス生活もそろそろ終わりを迎えるため、自分自身のこれからを検討中。そんな中でキャリア教育に関心を持ち、この記事を書き始めている。
2.進路選択を振り返る(中〜高校編)
自分自身の経験を振り返った時に、キャリア教育ってあんまり受けたことがない気がする。(実際はあったのだろうが)
中学生の頃は職業体験が行われており、本が好きだった僕は本屋で仕事をさせてもらった。でもそれ以外に具体的な進路に関する体験はなかった。
勉強はできたから進路については親や先生に何も言われず、地元の進学校を目指して勉強していた。頑張って勉強した甲斐もあり、第一志望校に行くことができた。でもその先のことも何も考えてはいなかったかな。なんとなく大学に行くんだろうなと言うくらいで。
自分の通っていた高校は大学進学率100%。大学に行くことになんの疑いもなかった。強いて言うなら「どの」大学に行くのかを考えるくらい。先生たちも進路については特に何も言わず、
「行きたいところがあるなら頑張って勉強しなよ」
くらいのスタンスだったように思う。高校時代は野球部の活動に没頭していたこともあって、勉強についてとやかく言われないのは当時の僕にとっては有難いことだった。
とはいえ、放任ということは自分から情報を掴みに行かないと何も得ることができないということ。特に塾にも行っていなかったので、自分の実力がどれくらいのレベルなのかも特に意識したことがなかった。だから部活を引退した時に猛烈に焦り出したことを覚えている。
3年生の夏休みになると、学校は受験モードに。僕もそれに合わせて勉強しだしたが、ここで大きな問題が。
僕は進路について何も考えてこなかったので、「どの大学に行きたいのか?興味のある学部は何なのか?」という自分の目標設定が全然できなかったのである。
この問題は長引いた。野球部時代にお世話になった理学療法士さんに憧れて、なんとなくその方向を目指してみたものの、中々熱を入れて勉強することができなかった。結局、成績も伸びず理学療法系の学部も受験せず、現役時代の受験は失敗に終わった。
志望していた大学に「絶対」受からないと気づいて、逃げたというのが本当のところ。
そこから浪人時代に突入。現役時代に叶わなかった理学療法系の学部がある大学に絞って受験勉強に再び取り掛かった。1年頑張ればいけるだろうと踏んでいた。
順調に過ごしていたのだが、当時面倒をみてくださっていた先生のこのような言葉が僕の進路選択に大きな影響を与えた。
「君はコミュニケーション能力が高くて、周りを率いる力がある。大学では経営とかの勉強した方がいいんじゃないかな。理学療法の世界はプロフェッショナル、専門家の世界になるから見える世界は全然違ってくるから。」
今となっては取るに足りない話だけど、当時の僕には「経営」とか「起業」という言葉が魅力的だった。その言葉に感化されて経済・経営系の学部を調べてみると、すごく興味を持った。「絶対に理学療法士になる!」というモチベーションが高くなかったということもあっただろうが。
結局進路を変えて、大学では経済学部に進むことにした。後にこの選択を少し後悔することにもなるんだけど、18歳の自分が下した決断を、大人になった僕が責めることはできない。
3.進路選択を振り返る(大学編)
そこそこ名のある大学に進学したものの、学業には全然力を入れれなかった。多分学部選択をミスった。経済学部を選んだんだけど、興味があったのは商学部や経営学部で勉強するような分野だったんだろうな。今ならわかる。でも学部を選択する段階ではそこまで考えられなかった。
さておき、大学3年生になると就職活動が本格的にスタート。
就職活動は結構力を入れてやった。というより就職活動が結構好きだった。
色んな会社に行ったし、大学の就職センター的なところにも結構足を運んだ。大企業の本社に何も気にせず入れるってことがすごく楽しかったし、面接では自分の話を耳を傾けて大人が真剣に聞いてくれる状況が面白かった。友達とも真剣に将来の話をする時間も好きだった。今でもすごく良い思い出。
最終的には業界を結構絞ってエントリーした。最終的にはそこそこ行きたいと思っていた化学系のメーカーに内定をもらって就職活動を終えることができた。
一方でスポーツ系のメーカーが1番行きたかったということもあり、内定をもらってからも少し粘ったりしたいたことを覚えている。この時もそうだったけど、いつも人生に悩んだ時には「スポーツ」という選択肢が浮かんでくる。選ばなかった方の選択肢が魅力的に見え続けるんだろうな〜。たぶん人生ってそういうもの。
4.まとめ
本当はキャリア教育に対する思いを書こうと思ってたんだけど、気づけば自分語りになってしまった。たまには自分の人生を振り返るのもまあ良いか。
キャリア教育に関する仕事をしたいと思って、色々考えている。考えていることを少しずつ形にできるようにできることから動いていこうと思う。