この長時間勤務は絶対に改善すべき! ~宿泊行事は2交代制に!~
みなさん、こんにちは!
かみてぃーです。
さて、
先日、修学旅行で教員が酒を飲んだというニュースがありました。
生徒の前で酒を飲むのはどうかと思いますが、
勤務時間外に飲んでいたのならかまいませんよね?!
ところで、宿泊行事での先生の勤務時間は、一体何時までなのでしょうか?
明確な決まりはありませんが(←ここが問題!)
実際は24時間勤務ですよね?
そうなると、2泊3日の予定だとして、
出発の日の朝6時に集合して、
2日目は丸1日、24時間。
最終日の18時に先生たちが解放されたとすると、
18+24+18=60時間連続勤務?!
これは過酷すぎませんか?
しかも自分一人で働いているわけではありません。
たくさんの生徒を引率しているのです。
もちろん「先生=体育会系」ではありません。
体力のない先生もいらっしゃいます。
これでは、いくらなんでも倒れてしまうと思いませんか?
「いやいや、さすがに先生だって夜は寝てるでしょ。」
と思われた方、そんなことはありません。
夜中に何をしているかは前回書きましたので、そちらをお読みください。
前回の記事→スキー教室の夜は大変!
これは、本当に大変。
これを改善するための方法は簡単です。
引率者を増やして2交代制にすればいいのです!
例えば、
昼間は先生たちが生徒の面倒を見て、
夜間はボランティアスタッフが担当する。
または、
昼間は担任+数名のボランティアが生徒の面倒を見て、
夜間は副担任+数名のボランティアスタッフが担当する。
こうすれば、60時間連続勤務は解消できます。
引率者を増やす方法としては、
・単純に1校あたりの職員の定数を増やす
・教育委員会や役所から宿泊行事のみ派遣
・保護者や地域からボランティアスタッフを募集
・他学年の職員が同行し、学校に授業をする人を派遣する
・アルバイトを雇う
など、考えれば色々出てきます。
あとは、やるかやらないか、です。
ちなみに、これを文科省に…と言っても難しい。
それは、文科省の方々は宿泊行事の引率をしたことがないので、
どれくらい大変かを知りません。
それよりも、自治体レベルで動いた方が速いです。
こういうのを各自治体が競って行い、
「うちの自治体ではこれだけ先生を大切にしていますよ!」
とアピールすれば、教員不足も解消へ向かうのではないでしょうか?
採用試験の倍率も簡単に上がると思いますよ。
先生の魅力を発信することも大事ですが、
その自治体で働くことの魅力もどんどん発信していけばいいのです。
学力テストの平均点ばかり競うのではなく、
先生の働きやすさでも、ぜひ競ってほしいですね。