【Outward #29】魔法剣士のすゝめ(考察)
ビルドの難しい魔法剣士
個人的にもっとも悩むビルドのため手を付けずにおいたのですが、いよいよやらざるを得ないプレイ量になってきたので、してみんとてするなり。
マストとなるスキルは「カザイトの魔法剣」です。ご存じの通り、最初の街・シエルツォのエト・アキユキさんから学ぶことができます(有料)。なので序盤でこつこつお金を貯めて覚えることができるのですが、最終的なビルドを考えるとTier3スキルの選択によって大きく変わってくるので気を付けなければいけません。
なぜ難しいのか
現在Outwardには11のメインスキルツリーがあり、その中から3つを選択する必要があります。
魔法を使うなら哲学者、呪術師、ルーンの賢者、陰謀団の賢者などが候補。
近接メインなら僧兵、ワイルドなハンター、傭兵、スピードスターが候補。
陰謀団、原始儀式家はどちらにでもまたがるスキルなので汎用性高いです。
じゃあカザイトの魔法剣は?というと、そのどちらでもない、否。選ぶスキルで近接寄りにするか魔法遠距離寄りにするか変わるというのが正確なところかもしれません。
どんなスキル構成が考えられるか
(火の注入or凍結の注入) and (ゴングストライクor要素の発散)
で計4通りの組み合わせがあります。それぞれで考えてみました。
・火の注入、ゴングストライク(火・近接)
哲学者:ファイアアフィニティで火属性強化
僧兵:立ち回りの達人でガード強化or鍛錬でダメージ系スキル
ワイルドなハンター:衝撃系の技でダウン&大出血でダブルスリップ狙い
傭兵:盾の注入でガード&ダメージ
スピードスター:スキルのクールダウン速度を上げて回転率上げる
陰謀団の賢者:バフ強化
火の注入を選ぶなら哲学者の「ファイアアフィニティ」はほぼ必須でしょう。「レイラインの繋がり」もさほどマナを使わないプレイとはいえ注入と暖かさ分のマナは確保したいので有効です。近接での戦いで火属性を使っていくスタイルなので近接系はどれもおススメだと思います。
・火の注入、要素の発散(火・遠距離)
哲学者:ファイアアフィニティで火属性強化、氷のシギルで幅広い対応も可
呪術師:疲労で属性強化、ジンクスで遠くからデバフ強制付与も可、他属性にも対応
陰謀団の賢者:バフ強化、他属性にも対応
ルーンの賢者:他属性にも対応、マナの源でマナ追加
ファイアアフィニティか氷のシギルかで変わってきますが、火の注入から要素の発散をするのにそれを強化しないのはちょっともったいないかなと思いますね。特化型にするならファイアアフィニティと陰謀団。幅広くいくなら魔法系をお好きなように、というところでしょうか。
・凍結の注入、ゴングストライク(氷・近接)
哲学者:氷のシギルで氷に特化(マナ確保必須)
その他は火の注入の選択肢と同じ
火との差別化としては氷でごり押ししていくことでしょう。哲学者を取るならマナの確保が必要になってくる(氷のシギル&マナプッシュ、マナガードを合わせて使う)ため、3つ目のスキルや防具の選択肢は狭まると思います。そもそもシギルを使う=それなりに近接で戦っていくスタイルになると思うのでちょうどいいと言えばいいのかもしれませんね。陰謀団を取れば属性強化に加え、氷&風のシギルでダメージを増やすことができますが、マナはより必要になってきます。3つ目を傭兵にすることで属性ガード&爆発を使いつつ、豊富なスタミナに物を言わせ、ローコストで戦うという選択肢もありますが、地味です。
防具に触れ始めるときりがないのですが、これに限っては構成が狭まってくるので少し紹介。DLCなしなら近接かつ氷属性の強化として相性がいいのが深紅シリーズ。青の間のクエストラインクリアでゲット。ストーリーでパッシブ「先祖の記憶」を選ぶことでマナも増やせます。
哲学者を取らないとなるとより近接物理に近い装備になると思いますが、注入&ゴングを活かすならそれこそ深紅がいいでしょうね。頭だけ白い司祭の司教冠にすると、防御性能は少し下がりますが、深紅の仮面のマナ使用率アップ、スタミナ、速度のマイナス面も回避することができます。氷のダメージボーナスは1%下がりますが誤差でしょう。統一感はだいぶなくなるので好みでよいと思いますが(笑)
ソロボレアンDLCとレガシーチェストを使えば所属派閥に縛られることなく、より動きやすい防具構成にできます。頭と足はマスターの砂漠シリーズに内なる涼しさをエンチャント。頭にはマナコスト削減も付いてます(エンチャントで雷耐性マイナスあるので注意)。体は、動きやすさを求めるならマスターの砂漠。より氷のダメージボーナスをあげるなら冒険者の鎧にシエルツォの魂のエンチャント。移動周りが落ちますが、ダメージボーナス25%となり深紅の板金鎧を超える最高値を得られます。英雄王国に所属すればダメージ+15%がさらに乗るという…。このスキル構成に限らず、特化型は夢があります。
・凍結の注入、要素の発散(氷・遠距離)
哲学者:氷のシギルで氷特化型
呪術師:疲労で属性攻撃強化
陰謀団:バフ強化
ルーン:他属性対応
属性特化していくなら哲学者と呪術師or陰謀団。特化型は大体戦い方は決まりますが、呪術師なら疲労強化や汚染強化。陰謀団なら涼しさの恩恵を絶やさずに戦うと言ったところ。武器防具も氷強化とマナ軽減装備を見繕えば充分です。
幅広く属性に対応するならルーンと陰謀団。ですが、他属性の面倒をみる構成はどうしても器用貧乏になりがち。といいつつ私は今回ルーン、陰謀団の組み合わせで作っています。ルーンの接頭語を習得すると、ルーンの刃に雷の注入、偉大なルーンの刃に腐敗の注入が付与されます。ルーンの刃は耐久度が無限。つまり武器の耐久消耗を気にせず、敵の弱点に合わせて雷、毒の発散が使いまくれるわけです。凍結の注入で氷、陰謀団で風の注入を取得するとエーテル(エーテルの注入より属性ダメージは弱いですが高衝撃)も少しカバーできます。火だけアイテムを使うことになりますが、火の布は容易に手に入るのでカバーしやすい。全属性に対応できるビルドになるのです!火力不足にはなると思うので、ダンジョンや敵に合わせて防具を変える必要はあると思います。
番外編:「槌矛の注入」のすゝめ
さて、お手軽に属性を注入することができる方法として片手メイスのアクティブスキル「槌矛の注入」があります。敵の攻撃を無効化し、属性攻撃であった場合その属性を武器に注入、プレイヤーに同属性の恩恵を与えます。
いいところは属性の攻撃を無効化し、武器への属性注入とプレイヤーに恩恵の付与があるところ。
悪いところは、注入した属性の多くは、その敵の耐性値が高いため効果が薄いというところ。(幽霊系には有効ですが)
とはいえ恩恵はプレイヤーの属性耐性に繋がるので被ダメ減になると思えば防御面での活躍は期待できます。
・練習しよう!
ひとまずケルソネスの海岸にいるシャコの放電で受ける練習をするといいです。シャコは雷を使ってくるし、雷の耐性が40あるので決して有効とは言えませんが、ダメージは0ではないので序盤はそこそこ役に立ちます。間に合わせの棍棒(木*2でクラフト)を使った場合で簡単に計算してみますと…
間に合わせの棍棒+槌矛の注入:攻撃16雷20
内訳:注入効果(雷15+(15*10%)+恩恵(15*20%)=19.5(表示上の数字20かな?)
シャコの耐性は物理20、雷40なので、実質の物理ダメージが12.8、雷が12(11.7)となるため、倍近くのダメージを与えることができます。序盤の攻撃力増強としてはかなりのものですね。いずれにせよ、恩恵が付与されるので、耐性防御として使えるのはいいですね。
注入の効果は属性によって基本属性値(雷の場合15の部分)とボーナス係数(雷の場合10%の部分)が変わってくるので気を付けてください。詳細はwikiとか参照。
紫や赤の幽霊系には特に有効で、攻撃がエーテル属性でかつ、弱点もエーテルであるため、序盤で戦いにくい敵ですが、これがあれば魂のニスを使うことなく戦うことができます。
カルデラの強敵ガーゴイルに対してもそうですね。壺の地面叩きつけがエーテルダメージかつガーゴイルの弱点がエーテル。
アリーナボスのブランド、イマキュレーターアセンダントなども自分の弱点属性で攻撃してきますが、そこまで行くときはもう準備万端で行くとは思いますのでだからこのスキルを使おう!というレベルではないですね…。
TTBの片手メイスの追加スキル・四散が手に入ると槌矛の注入が活きてきますので、合わせて使いたいところですね。一口に言うと武器に付与された属性の大ダメージ衝撃と、その属性デバフを敵に与える事ができるので、敵に属性耐性があろうがなかろうがダメージを底上げできるわけです。弱点属性を突ければなおさら。またメイスという武器の特性上衝撃が強いのでボコボコ転ばせられます。どうです、片手メイスの魔法剣士、楽しそうじゃありません??
というわけでキリがないので今回の記事はここまで。
それでは皆さん素敵なoutwardライフをお過ごしください!