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中学生の頃の話。(3)

中学時代長すぎんか、と思ったそこのアナタ。

大丈夫です、私もそう思ってます。

けどそのくらい、この時期には今の私を造るには十分過ぎるほどいろんなことが詰まってるということなんです。たぶん。

けどご安心下さい。これにて中学時代最終話です。


最後はやっぱりこれにしようと思います。

【勉強について】

学生の本分は勉強、とよく言いますが、中学生にもなると学習内容がぐんと高度化してきます。科目も増えますし、いくらゆとり教育と言ってもそれなりの難易度で、みんな同じように勉強で苦労したことが多かったのではないでしょうか。

もちろん、私だって物凄く苦労しました。

中には私に100点取らせたくないという理由で鬼難な問題を入れる意地の悪い先生もいたので、それはもうみんなに申し訳なかったです。ほんとに。


けど苦労した一番の理由は、成績を維持しないといけなかったからです。


小学生の頃の話で書いたように、私の母はスパルタ気質でした。なので中学に上がっても高成績キープは求められていたことですし、私もそれが当然だと思っていたので、そのためにはどんな努力も惜しみませんでした。

私は決して、天才肌ではありません。

だから平凡な知能しかない私が学年1位を取り続けるには、誰にも負けないくらい死ぬほど努力するしかなかったんです。

みんなは表面的な部分だけを見て「頭が良いから余裕だろ」と言うわけですが、その言葉がどれだけプレッシャーだったか、分かるのは今も昔も私だけです。


ちなみに当時の勉強法と言えば、

・教科書はどのページを開いても、即座に一言一句間違わないで暗唱できるまで覚える。

・予習はやれるとこまでどんどん進める。

・とにかく睡眠時間を削って勉強する。

という感じで、めちゃくちゃ根性で勉強してました。おかげで教科書もワーク類も人に見られるのが恥ずかしいくらいマーカーだらけのボロボロでしたが。

けど今振り返っても、あの頃の私はどんだけ体力があったんだろうとゾッとします。その理由を綴っていきたいと思います。


小学生の頃 「習い事に費やす時間が多かった」と話しましたが、中学になるとさらにその時間が増えます。例えば一番時間を費やしていたダンス・バレエは週の2/3くらい通ってましたし、夜22時以降までレッスンすることもしばしば。でも平気だったんです。楽しかったし、何より勉強の息抜きになったから。

おまけにそれを卓球部でバリバリ体動かした後にこなしていたんですから、すごい体力あったんだなと我ながら感心します。

例えばある日は、

15:30 授業終了、部活へ
17:40 部活終了、車で夕飯食べながらレッスン場へ
18:30 2クラス連続でダンスレッスン
22:00 終了、30分かけて帰宅
22:30 風呂入って勉強開始
1:00〜2:00頃 就寝

こんな感じのスケジュールが大概でした。今の私には到底こなせそうにありません。若いってすごい。

楽しい習い事を辞める、という選択肢は私にはなかったので、この過密スケジュールの中でどうにか勉強時間を確保していたわけです。思えばこの頃既に「勉強で夜更かし」の習慣が身につき始めていたんですね。それがこの後とんでもない悪循環を生むことになるとは当然この時の私は知る由もありませんが、それはまた次のお話で。

そんな文字通り死ぬ気で勉強して成績を維持していた私ですが、高校受験を前に担任から言われます。

「○○高校受けるんじゃないのか?」

そこは県下一の進学校でした。東大を目指す子もいるような高校です。でもそこは家から通うには電車を使わないと行けない程遠かったので、私は徒歩圏内にある進学校を志望し、端から○○高校を受験する気はありせんでした。

そんな時に担任から言われたその言葉がどうにも琴線に触れたようで、私はつい言ってしまいます。

「それ、先生が私に行って欲しいだけですよね」

怖い。ただただ、自分が怖い。何故先生に対してそんな事が言えたのか、今でもあの時の自分の心理状況が理解できません。もしかしたら自分でも気づかないうちに、受験のストレスが溜まっていて、担任の一言でそれが暴発したのかもしれません。

けど担任も特別怒りはせず、少しだけ驚いて「そうか、お前がいいならいい」と納得してくれました。おかげで志望校には無事合格でき、晴れて高校生活の幕開けとなります。




と、これまで3回に分けて私の中学時代を綴ってきたわけですが、書きながら結構いろいろやってんな...と自分で思いました。

他にも小話程度のことならまだまだあるんですよ。小学生の時から犬猿の仲だったある女子と過去一の喧嘩をして流血したとか、彫刻刀で木型掘ってたら勢い余って指切断しかけたとか、39度の熱(実はインフルだった)で意識朦朧でテスト受けたら順位2位に落ちたとか。

でもあまり長くなってもあれなのでこれ以上は語りまい。ということで、これにて中学生の頃の話は終わりたいと思います。次は...高校生の頃を書きます。

おわり。

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