中学生の頃の話。(1)
今回は中学生時代のことですが、あまりにいろいろ小ネタがありすぎるので、何回かに分けて書こうかと思います。
自分でも「何故…」と思うことが多々あるので、読む人も何故…と思いながら気軽に読んでもらえれば良いと思います笑
【恋愛のこと】
中学生と言えば恋に目覚めて青春し始める時期、ですよね。私にもあれこれありますので、まずこの話題から始めようかと思います。
私が色恋沙汰に足を突っ込み始めるのは、中学2年の頃でした。
最初は私の、というより他人の恋愛事情に巻き込み事故されました。
なんのこっちゃ、ですよね。当時の私も同じ感想です。ほんと、「なんのこっちゃ」と何度言ったことでしょうか。
当時私は、仲の良い幼馴染と同じクラスで、休み時間にはよく話して、冗談でふざけ合って、それは楽しく過ごしていました。
けどその光景を見て気に触る女子がクラスに何人かいたんです。
分かりますか?要は僻みってやつです。
確かにその幼馴染は今の私から見てもカッコイイ方だったと思いますし、好きになる女子がいるのも頷けました。けど超絶鈍感女の私が彼女たちの僻みに気づくわけはなく、ましてや私自身その男子のことを恋愛対象として捉えたことは1度もなかったので、ますます彼女たちの気持ちなんて知る由もありません。
それを直で感じるようになったのは、ある友達から手紙をもらったのがきっかけでした。
ある日私はその女の子から「これ、後で1人で読んでね」と笑顔で手紙を渡されました。何だろうな〜と何も知らない私は休み時間に読みました。
何て書いてたと思います?
”私が〇〇くんのこと好きなの知ってるよね?何で仲良くするの?〇〇くんに近寄らないで”
いやいや、お前が好きなのとか知らんがな。と呆れ返ったのを鮮明に覚えています。
でもここからがこの話の大事なところで、あろうことか私はその手紙を、好意の矛先であるその男子が家に遊びに来た時に「ねぇ、コレ見てみ」って躊躇なく見せたんですね。悪質すぎるでしょ、流石に。正直自分で自分にドン引きします。けど、
「いや、あいつはねぇわ。こんなの捨てとけ」
と笑顔で言い放った彼も悪い男だと思います。
それ以降彼女とは静かに険悪ムードを保っていたのですが、その男子もまた彼女には近寄ろうとしませんでした。その後しばらくして「告白してきたけど、ソッコーで振ったわ」と彼から事後報告受けたのは、もはや笑い話。
ここまでは他人の恋愛事情なのですが、中学3年になると今度は自分にも舞い込んできます。
夏頃、ですね。とある男子から告白されました。元々友達として仲良くしていた人で、別に悪い人でもなかったので、特に深く考えず付き合うことになりました。
今思えば、断れば良かった話なんですよね。
付き合ってる頃はふつーに楽しかったです。中学生といえば厨二病とかオタクとかが流行ってた時期で、私もその界隈に足を突っ込んでたので、彼が少しおかしい事には気づかず付き合いました。
でも中学3年生と言えば、別れの年。
私と彼は進学先が全く違い、進学校に進む私は彼との関係を続けられる自信がありませんでした。なので付き合って半年経った頃、当然ながら別れ話を切り出します。
そしたら、どうなったか。
「え、別れるの?何の冗談?笑」
放課後の誰もいない廊下、そう半笑いで学生服のポケットからカッターを取り出した彼の姿を今でも鮮明に思い出します。思えば彼はいつもポケットにひっそりカッター類を入れていました。何故かは知りません。厨二病をこじせていたのかもしれないですが、付き合っていた頃は特に怖いとも思いませんでした。
でもその時初めて「あ、私殺されるかもしれない」と本気で思いました。彼ならやりかねないと。私は「ごめん」と言い放って脱兎のごとくその場から走り去りました。
まぁ私たちはクラスが違って、教室の階も違ったので、避けようと思えばいくらでも避けられる環境でした。それ以降私は、卒業式ですれ違うまでずーーーーーっと彼から逃げて学生生活を過ごしました。
今、彼は何をしているんでしょうね。
以上、中学時代の恋愛模様を綴りました。次は別の話題を書こうと思います。おわり。