愛情って体のどこで感じるんだろう[流月]

先日、長い友人(♂)と親友(♀)と私と、3人で会う機会があった。

付き合いを遡れば11年目の付き合いになる友人(A君としますわね)、
9年の付き合いになる親友(書いてて気付いたけど期間に対して代わりないな)。

まーーーーーーァ、なんて言うか言葉を選ばず言うとルーズな人たちだから「昼過ぎに」なんて、おやつの時間に集まれれば及第点かななんて思ってたらやっぱり、3人集まったのは15時過ぎで。
A君と親友は2年半ぶりくらいに会ったらしいのだけど(2年半前も私が声をかけての3人だった)、2人とちょくちょく会う私を置いてきぼりに2人は会わなかった2年半を埋めるように絶え間なく話す。

言葉や頭の周りが少し遅い私。「あ!似たような話ある!」と思って自分の中でまとめているともう話はド派手に変わっていることもしばしば(2人の会話のテンポ早いのもあるけどね)。
あとは私の性質のせいで2人と会うと私は途中、絶対と言っていいほど眠くなり、離脱。1時間ほどの睡眠をしてしまうのだけど、
2人はこの私の行動を「流月だから」といい意味で放っておいてくれる。

今回は1時間半くらいの睡眠。起きると私の家族と盛り上がってビールを飲んでいた2人(そう言えば我が家で会っていたの)。
ソファから目だけ動かして家族と話している2人を見る。

我が家に出入りしている私の知り合いは最近で言うと決まった1人しか居なくて、
その人とは遊んでいる訳ではないからこれを言うのは少しルール違反だけど、
A君と親友のいる我が家、最近で一番明るくて華やかで、顔を思わず綻ばせてしまった。

親友はまあまあ我が家に来るから家族にも場所にも馴染むのも分かるけれど、A君はそれこそ我が家に来るのは2年半ぶりとかなのにも関わらず、まあ馴染む馴染む。感動してしまう。
放っておいて良いと思っているのは私も同じことのようで、1度目を覚ました私はその光景に顔を綻ばせたあと、また小一時間ほど眠りについた。

世の中、今の時代はされどあるけれど、体的には2種類。
「男の形」か「女の形」か。
「嫉妬」の対象に目を向けた時に、自分の形と同じ形を持っている性別に目が行くけれど、それこそ今の時代には色々な心の形があるからそうとも限らなくなってきている。

近しい人に、試されるような発言をされる。
「誰々と、どこどこで、対1で会うんだ」。
「ふーん、楽しんでね」、私は言う。
その返答は「つまらない」し、「可愛くない」ようで、でも私に無いその感情をどこから引っ張り出せと、と思う。

ストレスの対象を人に当てる事はあまり好きではない。
家族だって、本当はそこに意味があったとしても、「無い」と思いたいし、実際問題「無い」のだと思う。
私が抱えていることを誰かに明け渡すつもりも無ければ、誰かのせいにもしたくない、けれど、
けれど、「合わない」が許される世の中にはなっているだろうか。

私は多分、その近しい人とは「合わない」。
生きてきた環境も人間関係の築き方も人に対する考え方も、まるっきり違う。
そして、その人は私の生きてきた環境を否定する。

私は、それはそれで構わないと思っているし、それで私を否定するのも生きてきた環境が違うからだとは思うけれど、それは私が「傷付かない」、「気付かない」タイプの人種だった場合だ。

とても信頼している人に言われた、「流月はダメって言えないから」と言う言葉。
「相手が自分を近しいと思うような態度を取るし、この人は自分を好きなんだなって言う態度を取るのに、嫌って言えないから」。
その通りだと思うし、その後にその人が続けた「言わないから、じゃなくて言えないから、ね。優しいから」と言う弁解の言葉も、そうなんだよ!と首を大きく縦に振ってしまう内容だった。

私の周りにいる私が大切だと思う人たちは、年齢もあるし経験もあるから、ある程度いろいろあった人でも今は「それが流月だから」と許してくれている。
でも、少しだけ考えてみたら、今周りにいる人たちって、恋愛関係に発展しなかった人たちで。女の人に関しては私の恋愛対象は今のところ男性だからまあ置いておくとして、「だなあ」なんて思ったりした。

恋愛には終わりがある。結婚をしても切れば他人になる。
友だちは戻ろうと思えば戻れるけれど、恋愛関係や夫婦は一度切るのにも相当な勇気と覚悟とメンタルが必要だし、そのあと戻る事はほとんどと言って良いほど、無い。

A君を信頼している。
実は、「一生一緒にいるならこの人が良い」とすら思う。
時にその大らかさに繊細すぎる私が腹を立てたり、私の欠点に真正面すぎるA君が怒ったり、それでも向き合うことを求め、公平にきちんと前を向けるように生きることができる、この人といれば私は正しく生きられる。

こっちからの意見だけだし、想像でしかないけれど、そんなふうに思ったりもするんだ。

何が書きたいのか分からない。
と言うか、書きたく無かったのかもしれない。
でも最近、立て続けに大事で大切な人と会う。
それが幸せで楽しくて、それでやっぱり今の状況は私にとって幸せではないと感じてしまうから、幸せで楽しい分、悲しい。

そんな感じ!
まとまりはないけれど、そんなこんなで今日は締めくくろうかしら。

それでは!

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