開拓! BUGコントロール!

 KamQです。モダンから逃げてパイオニア擦ってました。
 この記事はパイオニア環境で著者の使用するスゥルタイコントロール(BUG)について軽くまとめたものです。別にリーグ5-0したわけでも環境を読んでドヤ投稿したわけでもなく、好きなものを詰め込んだ性癖の塊。奔流の機械巨人4枚を握ったまま3テフェと相対できる人だけが読んでください。

 デッキリスト


 MOのリスト画像とファイルです。イラストのこだわりについては割愛。

パイオニア_BUGcon_ver1_1

クリーチャー:10
4:《森の女人像/Sylvan Caryatid》
1:《スカラベの神/The Scarab God》
4:《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
1:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
呪文:25
3:《闇の掌握/Grasp of Darkness》
2:《残忍な切断/Murderous Cut》
2:《致命的な一押し/Fatal Push》
4:《突然の衰微/Abrupt Decay》
1:《喪心/Cast Down》
2:《命運の核心/Crux of Fate》
3:《思考囲い/Thoughtseize》
1:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
1:《否認/Negate》
2:《成長のらせん/Growth Spiral》
1:《アズカンタの探索/Search for Azcanta》
1:《ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queen》
1:《世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World》
1:《死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty》
土地:25
1:《島/Island》
2:《沼/Swamp》
4:《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
4:《森林の墓地/Woodland Cemetery》
4:《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4:《草むした墓/Overgrown Tomb》
3:《湿った墓/Watery Grave》
1:《繁殖池/Breeding Pool》
2:《神秘の神殿/Temple of Mystery》

サイドボード:15
2:《殺戮の暴君/Carnage Tyrant》
1:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
1:《英雄の破滅/Hero's Downfall》
1:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2:《否認/Negate》
2:《強迫/Duress》
1:《戦争の犠牲/Casualties of War》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
3:《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render》
1:《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》

BUGコントロール概要


 ヘビーコントロール。また、除去コンです。
 タップインランドを処理しつつハンドを覗き見て脅威を把握し、相手のデッキに合わせて適切な除去を打ち込みます。4-5マナのPWや生物で適当に盤面をグダらせて、機械巨人を叩き込みつつアドをつけて殴り抜いていく。
 このデッキが目指す動きは、古き良きコントロールの動きそのものです。
 テフェリーのいない青白コントロール、みたいなものかと。
 緑黒の除去コントロールに少量の打ち消し、機械巨人を搭載した本当に古い形のコントロール。タルキールブロックからMtGを始めた自分にとっては憧れのデッキタイプです。器用貧乏とも言われますが。

 役割を軽くまとめつつ紹介します。
①除去
3:《闇の掌握/Grasp of Darkness》生物専用。早いターンに撃つ。
2:《残忍な切断/Murderous Cut》生物専用。盤面を支配している奴に。
2:《致命的な一押し/Fatal Push》生物専用。MOに多い赤t系のデッキ向け。
4:《突然の衰微/Abrupt Decay》PW、置物も割れる。青いデッキに大活躍。
1:《喪心/Cast Down》優良除去枠。闇の掌握より色が軽く、範囲も違う。
2:《命運の核心/Crux of Fate》全体除去。衰滅よりも遅いが広範囲に対応可。
1:《ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queen》残ったらラッキー。
 押し付けるデッキではないため、これらのうち2枚が被りなしで存在するならキープしてもよいハンドだと思ってゲーム開始。範囲外のカード投げられても泣かない心が大事。闇の掌握~衰微までの5種類の除去は何を握っていても単体除去としてみれば大して変化がない。しかし相手のデッキに合わせて「こいつ置物ありそう」「4マナ以上の生物多いでしょ」「あっ呪禁」などのパターンを考えつつ消費しましょう。
 特にヴラスカは盤面に残った場合にアドソース及びフィニッシャーになる可能性があるため、管理は大切に。相手の衰微じゃ落ちないのもポイント。
 
②マナ加速
4:《森の女人像/Sylvan Caryatid》
2:《成長のらせん/Growth Spiral》
 必要悪。土地は伸ばしたい。けど除去は構えたいし相手の速槍も止めたい、と考えて配分。土地26なら逆でもよかったと思うけど25枚以上入れたくなかったため、この枚数に。青白と比べて全体除去が弱いため加速してでも追いついてアドを作らないといけない。

③除去以外の妨害
3:《思考囲い/Thoughtseize》
1:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
1:《否認/Negate》
 黒の嗜み思考囲いは3。4は毎回初手で引けるけど、初ターンから4点払ってハンド1枚落とすのはリスクが高すぎる。4-5ターン目の互いにやりあった後か、フィニッシャー着地前の安全確認用なら3枚で十分。
 打ち消しはパイオニアであることを十全に意識。「とりあえず枝豆」みたいな感覚でPW入れる人がが多いから否認は必要。探査スペルが花形扱いされているうちは軽蔑的な一撃でサイやらフェリダーも一緒にみた方がお得な気がしたので1枚入れ替えた。

④フィニッシャー
1:《スカラベの神/The Scarab God》
4:《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
1:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
1:《アズカンタの探索/Search for Azcanta》
1:《世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World》
1:《死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty》
 性癖で選びました。
 真面目に言えばカリタス、スカラベ、ニッサはアグロ向け。アズカンタとリリアナはコントロール向け。紺碧に輝く機械巨人は好みで選びました。

⑤土地
1:《島/Island》
2:《沼/Swamp》
4:《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
4:《森林の墓地/Woodland Cemetery》
4:《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4:《草むした墓/Overgrown Tomb》
3:《湿った墓/Watery Grave》
1:《繁殖池/Breeding Pool》
2:《神秘の神殿/Temple of Mystery》
 黒緑と青黒の2色土地を優先して組み込んだ結果がこの構成。
 バトランは各種4枚ずつだが、ショックランドを散らしてあるのは緑緑、青青をそれぞれ要求するカードが4枚ずる存在するため青と緑のカウントを増やしたかった。
 緑カウントは十分に足りていたが青がどうしても足りずに基本土地枠を割いて(廃墟の地が青い土地を優先して割ってくる)、黒マナは減らしても十分に足りていたため青緑神殿を追加。繁殖池も考えたが6ターン目にアンタップインすることのメリットが少なく、1ターン目に思考を囲わない以上は青緑神殿>ショック土地タップインと考えて2枚採用。
 25枚にしたのは24じゃ6マナに届くのが遅く相手が立て直すため。

サイドボード

 同じようにカード別の解説。
2:《殺戮の暴君/Carnage Tyrant》
 対コントロール必殺兵器。ゴルガリランデスからお世話になってます。
1:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
 対アグロ最終兵器。出して帰って来れば勝ち。
 後半に出して適当に構えていても勝ち。
1:《英雄の破滅/Hero's Downfall》
 出来事で打てる奴も出たけど、こちらは機械巨人で使いまわせる。
 あと、出来事のは2点ロスが死ぬほどキツくてやめた。絆魂は飾り。
1:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
 ギデオンを許さない。今のところ「好きだけどモダンで使えなかった微妙に重いカード」を使っている人が多いため、意外と刺さる場面が多い。探査スペルも良い的。あと生物も打ち消せるの忘れないように。
2:《否認/Negate》
 入れ得。パイオニアの打ち消しが弱すぎてこれくらいしかない。
 3マナのマトモなカウンターは青青1のため、このデッキでは運用不可。
2:《強迫/Duress》
 嗜み。PWから何から落とせる。生物は他のスペルで十分すぎるので。
1:《戦争の犠牲/Casualties of War》
 決まったら気持ちいい。多様性ありすぎるため1枚挿しの価値あります。
 これがインスタントなら最高、でも打たれたら台パンするからこれでOK。
1:《真髄の針/Pithing Needle》
 3枚あってもいい。墓地対策しないならこれを優先。
3:《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render》
 進化とかヴァニファールは分からん殺しされて苦手なので力戦より優先。
 たまに墓地利用してくるデッキを封殺してくれる素敵な魔法使い。
1:《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》
 ちょっと重いミッドレンジに突き刺さる。カリタスと並ぶと圧巻の一言。

非採用カードの理由一覧

 構成中に抜けたカードについて言及。
 抜いたのに後から入れるのは時間の無駄になるかも……ということで。
①森1->0
 廃墟の地で割られて持ってきても嬉しくない。後半にアンタップして嬉しいのは青黒>緑黒>青緑のため、島と入れ替えた。
②強迫3->2
 思考囲いを4->3にしたのに、これ以上いらない。アグロやバーンには除去を増やす方がいいし、コントロールもサイド後は生物を増やす可能性があるため強迫一辺倒では撃ち漏らす。
③虚空の力戦0
 デッキをガチャガチャされると困る。テフェリーがいるともっと困る。
④喪心2->1
 意外と伝説生物が多い。ギデオンを落とせる闇の掌握を優先したい。
⑤暗殺者の戦利品1->0
 お前ッ! 基本土地持ってるだろッ! インスタントなのは偉いけど……
⑥衰滅1->0
 ちょっと範囲が狭い。サイが退けられない。ソーサリーなのも重い。
⑦見栄え損ない1->0
 タフネス修正が弱い。赤単t果敢がサイズアップするため賞味期限が極短。
⑧疾病の神殿(緑黒占術ランド)0
 黒マナは足りている。青黒があれば青緑1枚と入れ替えるかも。
⑨呪文貫き1->0
 後半に腐りすぎた。サイドからもいらない。
 どうせフラッシュバックするなら確定カウンターのがいい。

未検証のカード


①エルドレインのガラク
 狼2枚並ぶからリリアナより早くキメられそう。
 呪禁を除去出来ないのがやや不安か。でも6マナ除去は大抵弱いよね。
②戦慄衆の指揮
 ライフロスはキツいけど、キマったら勝ち。ちょっとロマンがある。
③パーマネント奪取する方のシルムガル
 相手のPW奪えたらロマンが(ry
④悪逆の富
 相手の呪文を奪えたら(ry
⑤新ラヴニカの青黒1の逆ヨーグモスみたいな奴
 ロングゲームになるほど強いカード。割とアリそう。
⑥変容するケラトプス
 重いけど包囲サイみたいなものだし。アグレッシブサイドなるか。


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