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アジソン病と確定したら、すぐにしたこと
アジソン病だと確定した病院からの帰り道は、頭が真っ白でしたが、家に帰って、とにかく落ち着くように私は温かいコーヒーを1杯飲みました。
父親の看取りの時にも、黄疸が出てるとデイサービスで言われ、急いで診察に行くと医師から「余命2〜3週間ですね」と言われ、驚きと共に、身体中の血が引くのを感じましたが、悲しさを感じる前に、その後の色々な手続きや処理を行わなければならず、その経験が今回、非常に役に立ちました。
病気と闘うために
まずネット検索で「犬のアジソン病」を徹底的に調べました。
人間の病気でも同じですが、病気の進行や症状の推移、余命などを知らないと、闘うこともできません。
父の時はガンで高齢だったし、前のワンコも心臓病で高齢だったので、私が関われる部分は家での介護だけでしたが、今回は病気だけど、まだ2歳にもなってない!!
獣医さんに聞いた時は「4〜5歳で発症して、4〜5年頑張った子が多かった」と言われたので=約10年の寿命。うちのふくはまだ1歳8ヶ月だから、それに5年プラスして6〜7歳なのか、もっと頑張れるのか・・・?
ネットで見ると、薬を飲み続ければ、予後は良好で天寿を全うできるとも。
ホッ。
高額な医療費に悲鳴!!
次に浮かんだのが、先代ワンコの時に悩んだ医療費のこと。
先代は15歳の心臓病(僧帽弁閉鎖不全症と肺水腫)で半年の余命診断で、結局1年半頑張りました。最初は保険なしで薬代が月に数千円〜で検査があると2万前後でしたが、最後1年近くは月の医療費が5万前後。酸素室のレンタル代が5000円くらいかかり、我が家の家計は火の車。
ネットで調べると、アジソン病の薬は1錠200〜300円。これを今は1日2回だから、薬代だけだと月15000円。受診の度に今は血液検査があり、再診療などを含めると、月に3〜4万。進行とともに錠数も当然増えるらしい。なるほど、クラウドファンデイングで医療費を集める方が出るはずだ!
我が家はちょうど今月から大学院生の息子が勤労学生になって、仕送りが減ったので、老後貯金を始めなきゃ・・・と思っていたところ。確かに、キツイ・・・。我が家にはお金が貯まらないような運命なのかもなぁ(笑)。
困った時に一番役立つのはコレだった
医療費に愕然とした私は、慌ててペット保険の確認をしました。
加入していることはわかっていましたが、今までB病院がかかりつけで、窓口精算ができたので、数千円の時にも使っていて、もう残りがないかも?と、慌てました。でも、何回残っているか、アジソン病で使えるか?など、疑問だらけ。アジソン病だと、発症した年は使えても、次年度から更新ができないこともあるとわかりました。とりあえず、今年度は使えそうなので、とりあえず「ホッ・・・」。ペット保険はペットショップで購入したときに強制的に入らせられたので、いつ辞めようかと思ってたけど、やめないでよかったわ。
一番辛い 予約を取り消す作業
色々やらなければならないことで、一番精神的に辛かったのが、周りの人たちにアジソン病だと伝えること。
例えば、トリミングの予約を取り消す電話。
アジソン病は、トリミングが苦手な子にとっては、ストレスによって、最悪ショック死もありうる一大事。
ふくも、お風呂は好きだし、パピーの頃から通ってるサロンで、トリマーさんも大好きな方だけど、シャワーやじっとしてバリカンやハサミを使う作業は大嫌い。
以前、トリミングの後に下痢で粘液便が出たっけなぁ・・・
さらに、週1で通ってた「犬のようちえん」への登園停止の電話。
ペットホテル、お預かりなども、私の実家じまいで片付け作業が1日かかる時や東京に住む娘の結婚式の準備などで、時々預けていました。
特に幼稚園は、実家じまいが落ち着いたら働きに出ようと思っていたので、その準備に預けはじめたばかりでした。
それらの預けることは、アジソン病では原則禁止です。自宅を離れること、飼い主から離れることは、犬にとって大きなストレスで、病院に検査のために預けることも精神的なストレスでホルモンがさらに出にくくなったり、ショック死する可能性大で、とても危険です。
幼稚園の先生方には、体調不良で困った時に相談にのって頂いたり、薬の飲ませ方を教えていただいたりして、ふくも大好きで、お友達もたくさんできて喜んで登園していたので、もう登園できないと伝えることが、私はとても辛かったです。
他にも私の家族は別として、いつも公園で出会って本気で心配してくださった犬友の方々に話すのを躊躇ってしまいました。
また別の機会に詳しく書きたいと思いますが、単純にペットというだけでなく、ふくは我が家の家族です。家族の病気って、風邪やちょっとしたすぐ治る病気は周りの人にも簡単に言えるけど、複雑で不治の病ほど言いづらいものです。父の余命宣告後も、仲の良かった親戚には伝えましたが、近所の方や知り合い程度の方には最後亡くなるまで、お伝えしませんでした。
心配させたくない気持ちと、噂のタネにされたくない気持ちと、他の子と比べてもらいたくない気持ち、元のように元気になってほしい気持ち、いろんな善悪?の気持ちが交雑しているんだと思います。
私って、人間が小さいなぁ〜
*画像は、アジソン病で弱っている時は、暗いところや冷たいところ、部屋の隅などに行きたがって、構われないように隠れているところです。電気コードに絡まってますが・・・(笑)