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小ネタでGO! 5

久々の小ネタ集。
今回は名前に関するアレコレです。

18.サンドウィッチの「SUBWAY」は地下鉄から付けた名ではない

自分で自由に組み立てられるサンドウィッチのお店、サブウェイ。
これ、地下鉄の駅のそばにあるからSUBWAYなのではありません。
コッペパンのような細長いパンで作るサンドウィッチのことを「サブマリン・サンドウィッチ(SUBMARINE SANDWICH)」と言うのですが、それをお客様の好きなように色々な組み合わせで作れる、つまり「Your Way」ですね、それを繋げて「SUBWAY」と名付けたのです。
その証拠と言えるかどうか、ロゴマークの色分けを見てください。

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19.イタリアで撮られた西部劇を英語圏では「スパゲッティ・ウェスタン」と呼ぶ

日本でマカロニ・ウェスタンといえば、イタリアで撮られた西部劇のことです。
でもこれは日本だけの呼び方。
英語圏では「スパゲッティ・ウェスタン(spaghetti western)」と呼んでいます。
微妙な違いですけどね……


20.アートに関する名称の色々

・画家のゴーギャンは、今はオリジナルに近い「ゴーガン」と呼ぶことが多い。

・ゴッホの名前は「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」ではなく、これもオジリナルに近い「フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ」が今の主流で、「ファン・ゴッホ」は本当は別々に出来ない一つの固まりであるし、発音として一番近いのは「ファン・ホッホ」である。

・「後期印象派」というのは誤訳で、「ポスト印象派」が正しい訳。「印象派の後期」ではなく、「印象派の後に来たもの」という意味。

・マネ(Manet)とモネ(Monet)はフランス人でも間違う。

・ピカソの名前は長い。
 「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピーン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」
(Pablo Diego José Francisco de Paula Juan Nepomuceno María de los Remedios Crispiniano de la Santísima Trinidad Ruiz y Picasso)


21.太平洋戦争中に日本軍はエロ爆弾を作っていた

第二次大戦も末期になってくると、日本軍は負け続けてどうにもならなくなって、こうなるとどこの軍隊でも一発逆転を狙って珍兵器を作ったりするものです。
飛行機の体当たりによる特攻が始まると、それを「技術者の敗北」として何とかしようと誘導弾の開発が盛んになりました。
その中で実際に使われる一歩手前まで行ったのが、イ号一型乙無線誘導弾です。
飛行機から発射し、無線で誘導して敵艦に当てようというもので、終戦までに150機が作られました。

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↑ イ号一型乙無線誘導弾

主に茨城県の阿字ヶ浦海岸や神奈川県の真鶴海岸で投下実験をしていました。
伊豆の伊東の上空から投下実験をしたときに無線が故障して、熱海の玉ノ井旅館の女湯に落下、女中一名が死亡、客一名が負傷、旅館は全焼となり、付いたあだ名が「エロ爆弾」。

結局実戦では使われませんでしたが、誘導するためには敵艦を目視できる距離に操縦者がいなければならないうえ、大型機の下に吊るして敵艦隊に接近することがそもそも難しく、敵戦闘機の餌食になるのは目に見えていました。
一式陸攻に桜花という組み合わせは実戦で使われましたけど、これも敵艦隊を見る前に撃墜されています。
悲しい話です。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

ーーー 追記 ーーー

リンクを貼っておきます。


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