初めて買ったCDとLDとレコード
こんな募集があったので書きますね。
私の場合、CDが普及し始めたのって就職してからでした。
それまでレコードを売っていたお店に、ある日CDが置かれるようになって、最初は8種類しかなかったと思います。
(当時のラインナップにビートルズの『アビーロード』が入っていますが、これは東芝EMIの勇み足であってすぐに販売中止になっています)
当時の男子にとってオーディオは基本的な嗜みでしたから、私もCDについての知識はありました。
欲しいは欲しいけどプレイヤーは高くて買えないし、ソフトが全然揃っていないので、まだしばらくは様子見でした。
ところがある日、馴染みのレコード屋さんにしばらくぶりで行くと、店内が改装されていて棚のほとんどがCDになっていたんですよ。
当時、私が二十代前半の頃は仕事が超忙しくて、しばらく買い物にも行けないでいる間にこんなことになっていたのです。
ビックリでしたね。
仕事が忙しいということは収入も増えるということで、私のCDプレイヤー購入が現実味を帯びてきました。
ところが別方向からの強力なプッシュが。
当時は映像ソフトの規格でレーザーヴィジョン(レーザーディスク)が登場してきて、そういうのが好きな私の購買意欲を煽ってきたのです。
どっちも欲しいが、二つは買えない。
そんなときに登場したのが、パイオニアのCLD-7です。
CDもLV(LD)も再生できるコンパチ機で、当時のLVプレイヤーとしては最高画質を誇っていて、ちょっと無理して買っちゃいました。
プレイヤーが手に入ったのですから、次はソフトです。
最初に買ったCDは、スパンダー・バレエのシングル・コレクションでした。
当時は彼等の『GOLD』が流行っていたことと、NHKの『ヤング・ミュージック・ショー』で彼等のライブ映像を見たことからのチョイスです。
今はSpotifyで聴けますが、久しぶりに聴いてみたら懐かしかったです。
最初に買ったLVは、ロバート・エイブルの作品集です。
特撮CMのパイオニアであるボブの作品を集めたソフトです。
見たら「ああ、あれね」となるようなCMが多数収められています。
LVはバブル景気の頃に誕生した規格で、こういうコアな(今なら製品化されないであろう)ソフトが多数販売されていました。
コアなだけに、合う人にはピッタリと来ます。
この次には、同じシリーズのチャールズ&レイ・イームズの作品集も買いました。
これも傑作。
イームズ夫妻の名は家具の世界ではよく聞きますが、『Powers of Ten』などで映像の世界でも活躍していたのです。
(タイトルは『10の力』じゃなくて『10のべき乗』ね)
ちなみに、私が子供の頃に初めて買ったレコードは、山本リンダの『どうにもとまらない』です。
↑ 当然ドーナツ盤です
サンタ・エスメラルダの『悲しき願い』や、
↑ イントロを聴いただけでもうダメだ……!
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの『ブギー・ワンダーランド』にどハマりする将来はここで既に始まっていたわけです。
↑ ちょっと怖い(笑)
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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