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第七回

包丁で首を切った私は、横になったままでいました。
でも意識が遠くなったり、手足が動かせなくなったりはしませんでした。
首を触ると、生暖かい血が流れているが分かります。
出血を促すように、私はときどき左手で首をもんだりしていました。
血は単純な液体ではなく、なにかドロドロとしたものが混ざっていました。

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