ジジイの好きなゲーム 1
また新しいシリーズをはじめてしまいます。
どれもこれも、尻切れトンボにならないといいのですがね(笑)。
今回取り上げるのはwindowsPC用のゲームで、
『GUNSHIP3』
というソフトです。
一言で言えば、攻撃ヘリコプターのシミュレーターです。
分かりやすく、動画から。
↑ youtubeから
一分ちょっとにまとめられて見やすい動画になっています。
中に実写っぽい映像もありますが、全部ゲーム内のものです。
元々はMicroProse社が1986年に開発したゲームがあって、その改良版として2000年に出たこのソフトに『3』って付いているらしいのですが、詳しいことは分かりませんでした。
プレイヤーはヨーロッパで起こった架空の戦争に、アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシアのどれかの兵として参加し、それぞれの国の攻撃ヘリに搭乗します。
攻撃ヘリは、アパッチ、ロングボウ、タイガー、ハボックがあります。
今回は画面の画像を多数載せて紹介します。
まずはメニュー画面。
一番上が細かいこと言わずにすぐ遊べるモード。
二番目がベーシックなモード。
三番目は二番目を繰り返して戦っていくようなキャンペーン。
そしてコンフィグとトレーニング。
ゲーム全体のイメージをお伝えするために、今回はキャンペーンを取り上げます。
キャンペーンに入るとこんな感じ。
自分が参加したい国を選びます。
キャンペーンをスタートさせるとオープニング動画が流れます。
そしてブリーフィング。
うちのは日本語版なので、一部はこうして日本語で読めます。
全体的な戦況や自分のミッションのことや敵の戦力や天候までが分かります。
自分のミッションを組み立てる画面です。
このゲームの面白いところは、キャンペーンだとプレイヤーは編隊長になって他の機体に指示を出したりもすることです。
(細かい操作はCOM側がやってくれます)
プレイヤーは自由に飛んで構いませんが、僚機はプラン通りに飛びますし、指示を怠ると最初のポイント付近で止まってしまい、次のポイントへ行ってくれません。
あとは発見した敵に対して、砲兵部隊に砲撃を指示する場面もあります。
だから結構忙しいのです。
それぞれの機体の武装を決める画面です。
ここまで来ると、うちの読者の某kさんでないと理解できないかも(笑)。
こういうところをおざなりにしないのが、このゲームの方向性です。
搭乗者を決める画面。
キャンペーンの場合、COM側のメンバーは疲労度が溜まっていくので気にしてあげる必要があります。
プレイを開始しましょう。
プレイヤーはパイロットとガンナーの一人二役です。
どちらかの画面で操作をしますが、操縦と攻撃は両方ともどちらのモードでも可能です。
プレイヤーの画面はいくつかあります。
パイロットの通常の画面は、シートに座って見ているタイプ。
これはガンナーの画面です。
キョロキョロと首を回して見ることも可能で、パネルにはきちんとゲーム内の現状が表示されています。
コクピット内も見ることができますし、しばらく戦闘がないような場面でこれに切り替えて周囲を見るのが楽しいのです。
これはガンナーがスコープを覗いている画面。
機関砲を撃つような場面では、この画面で狙います。
※パイロットモードだと、正面にしか撃てません。
左右の隅にある小窓は、オン/オフと情報の種類の選択が可能。
これは自機を後方から見た画面です。
正直使いづらいし、臨場感も損なわれるので私は使いませんが。
パイロットモードでMキーを押すと、パネルを見ることができます。
こういった情報は通常の画面の隅に小窓での表示が可能なので、プレイ中には使いません。
実際に搭乗している気分を味わいたい人向けでしょうか。
私が実際のプレイで使う画面はこちら。
必要な情報が見られて、窓枠などがないので見やすいのです。
この画面だとズームもできます。
左下の小窓はセンサーが敵を探したりロックオンした方向を見せるもので、別の方向へ飛んでいても着弾を確認できたりします。
右下の小窓はレーダーで、レンジの切り替えも可能。
レーダーが敵を捉えると赤で表示されます。
この画面はミサイルを発射したところ。
左下の画面で、4km程先にいる燃料車だということが分かります。
赤外線に切り替えたりもできます。
プレイにはあまり必要がなさそうな機能ですけど、自分や僚機、地上部隊のそれぞれを客観的に捉えた映像も見られます。
僚機がいないなーなんて思って切り替えたら、撃墜されて黒煙をあげているのを見てしまったりも。
で、自分が視点をこうして変えていると、COMが自機を勝手に動かしてしまうので要注意です。
ガンナー目線にしているときも、放っておくと勝手に動き出したりもします。
これは作戦中に見ることができるマップです。
バトルポイントなどの変更も可能で、砲撃の指示もここでします。
事前に作戦を立てるのが面倒なら、バトルポイントを一つだけ作っておいて、その場その場でバトルポイントを移動して僚機を誘導する手もあります。
攻撃ヘリの操縦にまず慣れて、武器の種類や使い方をマスターすると、やっとこのゲームは楽しくなってきます。
林や建物の陰に隠れて、少し上昇してセンサーで敵を捉えて、武器を発射してまた降下するとか、攻撃ヘリの忍者的な動きが好きな人には堪らないでしょう。
私は飛行機のフライトシムも好きですけど、動き続けないといけないのがたまにストレスに感じてしまうのです。
プレイしていて所定の目標を達成すると「やめますか?」と聞かれますが、そこで「NO!」にしておくといつまでも遊べます。
マップはかなり広いし、決められたエリアから出ると怒られますけど、ある程度は自由に出られます。
残弾数の縛りがない設定にしておけばいくらでも撃てますし、街を破壊して回ったり、やりたい放題なのが他のゲームとはちょっと違う点かな。
このゲームはPCのキーボードのキーを多数使うので、それを覚えるまではストレスですけど、覚えてしまえば細かいところをすぐ操作できるので便利です。
ファミコン的な「子供でもすぐ遊べる」ようなものではなく、シミュレーターに近いソフトと言えます。
細かい設定が可能で、初心者向けの飛ばしやすいモードとリアルなモードもあります。
このゲーム、音声も素晴らしくて、プレイを開始するとローターの回転する重い音がしますし、武器の発射音、続々と入ってくる通信(原語)、キャノピーを叩く雨音など、よく出来ています。
これ2000年に出たゲームですが、ここまで読むと絵的に凄く精巧に作られている気がしますよね?
実はこのゲーム、軽くするところはしっかり手を抜いていて、森なんかは樹木の画像の板の組み合わせですし、ミサイルの尾を引く白煙も丸を並べただけ。
ゲーム内の解像度は設定で変えられますが、解像度を低くすると地面もタイルカーペットみたいになります。
どこの街へ行っても、建物は同じものだったりしますし。
でも目視による広角寄りの画像と、遠距離の望遠の画像をしっかりと分けていたりして、プレイヤーがリアルと感じる工夫がしてあるのです。
(ゲーム慣れしていない友人は酔ってしまいました)
物凄くセンスのある人達が作ったのでしょうね、この臨場感はさすがです。
決められたミッションをきちんとクリアしていくのもよし、ヨーロッパの郊外の風景の中を自由に飛ぶのもよし。
撃墜されて取り残されたパイロットを救助に行って、駆け寄る彼をわざと置いて帰ってもよし(笑)。
(きちんと救助してあげると、後でビールが1ケース届きます(笑))
ヘリコプターなので、その場に止まってゆっくり見られるのも楽しいです。
その自由度と臨場感が、このゲームの魅力なのです。
私、このゲームのためにサイドワインダー2っていう、PC用のゴツいジョイスティックを買ったことがありまして。
でもダメでした。
なぜかって、手を離すとバネでセンターに復帰してしまうから。
ヘリコプターの操縦って機体を傾けて移動するので、その角度をキープしたいのです。
マウスだと手を離しても角度は変わりませんが、ジョイスティックを持ち続けて角度をキープするのは辛いです。
そんなわけで、長くなりましたが『GUNSHIP3』の魅力、伝わったでしょうか。
もう20年も経つのに未だにプレイしてしまうわけも、分かって頂けると思います。
たぶんこの先も、私はプレイし続けてしまうでしょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。