ナカモト レイコ

属性を超えた繋がりの場として、読書会を開いています。 「教養を現実につなげ、日常に灯をともす」のが、この読書会の理念です。

ナカモト レイコ

属性を超えた繋がりの場として、読書会を開いています。 「教養を現実につなげ、日常に灯をともす」のが、この読書会の理念です。

最近の記事

年齢不問の「初心者のための学びの場」という発想

■10分読書の備忘録vol.47 ■出会った本:冒険の書(孫泰蔵・著) ■引用箇所 ・子どもも大人も関係なく、同じテーマに興味がある「初心者」が 誰でも一緒に楽しく学べる場。 ・本当に変えなければいけないのは、私たち一人ひとりが学校に対して求めているものや私たちの意識。 ・基礎練習は、中級者のためのもの。初めは自由に遊んでなれ親しむ。 その後、深く極めたいと思った時に初めて、「自分が基礎だと思うこと」を徹底的にみがく。 ・なにかを習得する時の最良の方法は、長く

    • 生徒を先生に変える

      ■10分読書の備忘録vol.46 ■出会った本:モチベーション3.0〜持続する「やる気」をいかに引き出すか〜 ■引用箇所 ・内容をしっかり把握したかどうか確認する最良の方法は、 他人にそれを教えてみることだ。 ・生徒にその機会を与えよう。 自らが学んだことを、クラスメイトに教えるようにする。 生徒たちがその要領をつかんだら、 今度は他のクラスや先生、保護者、学校の理事など、 さらに大勢の人の前で教える機会を与える。 ■所感 ・自己重要感。コミュニケーショ

      • わたしたちは、ゲームの駒ではなくプレーヤーになるために生まれてきた。

        ■10分読書の備忘録vol.46 ■出会った本:モチベーション3.0〜持続する「やる気」をいかに引き出すか〜 ■引用箇所 ・わたしたちは、ゲームの駒ではなくプレーヤーになるために生まれてきた。 ・何に対しても好奇心を示さず、自発的でない赤ん坊や一歳の子どもなど見たことがない。14歳や43歳になって受け身の姿勢や無気力な態度を示しているならば、それは人間の本質というより、何かが原因で後天的に設定が変わってしまっただけなのではないか? ■所感 ・我が意を得たり、という

        • 自ら意欲を起こせる人材

          ■10分読書の備忘録vol.45 ■出会った本:モチベーション3.0〜持続する「やる気」をいかに引き出すか〜(ダニエル・ピンク著) ■引用箇所 ・「他人からモチベーションを与えられる必要がある人物を採用するつもりはありません」 ■所感 ・これまでの経済学が考える人間の行動と、 実際の人間の行動は一致しなくなってきていることを 経済学者がようやく理解しつつある。 ・・といったくだりを読む。 アメやムチによる外発的な動機づけでなく、 我々ヒトという生き物が元来持っ

          設計は、ひとりの設計者の責任において行う。

          ■10分読書の備忘録vol.44 ■出会った本:建築は詩 〜建築家・吉村順三のことば一〇〇〜 (永橋 爲成、 吉村順三建築展実行委員会 編集) ■引用箇所 建築設計の仕事は大勢の人々のもとに終始一貫、 ひとりの設計者の責任においておこなうことが正しいと、 私は信じている。 ことに、宮殿といったような、 芸術的性格をもっとも必要とする建物においては、 この原則は必ず守られなければならないと思う。 なぜならば、 宮殿は、真の創作でなければならず、 またすべて

          設計は、ひとりの設計者の責任において行う。

          人間の美徳が活かされる建築

          ■10分読書の備忘録vol.43 ■出会った本:建築は詩 〜建築家・吉村順三のことば一〇〇〜 (永橋 爲成、 吉村順三建築展実行委員会 編集) ■引用箇所 金があるのにまかせて造ったのは覇権の建築であって、 個人の家というのは 少ない材料で豊富な空間をつくるのが、 建築の本当の魅力なのではないでしょうか。 使える便利なものはハーモニーを崩さない範囲で使うべきです。 これは超一流ですという材料ばかりで作った家へ行くと、 私はちっとも楽じゃない。 ■所感 「

          人間の美徳が活かされる建築

          品のあるもの

          ■10分読書の備忘録vol.42 ■出会った本:建築は詩 〜建築家・吉村順三のことば一〇〇〜 (永橋 爲成、 吉村順三建築展実行委員会 編集) ■引用箇所 本当にいいもの、品のあるものは、「必要なものだけ」で構成されていることが多い。 ■所感 品とはなんだろう、とふと考えたときに 明快な視点だなと思ったので、備忘録として。

          あるものでなんとかする心意気

          ■10分読書の備忘録vol.41 ■出会った本:建築は詩 〜建築家・吉村順三のことば一〇〇〜 (永橋 爲成、 吉村順三建築展実行委員会 編集) ■引用箇所 私は日本で一番好きな建物はお寺や大きな家ではなくて、 本当は民家なのであります。 その当時民家を作った人は本当に寒さからも、また嵐からも守れるために、 その時に与えられた力一ぱいの材料で、 力一ぱいのテクニックで、しかも特別上手な大工さんを頼んだわけでなくて、村の人達が集ってその民家を建てたのだと思います。

          あるものでなんとかする心意気

          人の生活とか心理を寸法にあらわすのが 設計

          ■10分読書の備忘録vol.40 ■出会った本:建築は詩 〜建築家・吉村順三のことば一〇〇〜 (永橋 爲成、 吉村順三建築展実行委員会 編集) ■引用箇所 ・計算では出てこない人間の生活とか、そこに住む人の心理というものを、 寸法にあらわすのが設計という仕事。 ・空間の快適さと物的快適さの中で光が占める役割の重要さというのは、 相当なものではないかと思います。 ただそこでぼくらが欲しいのは光であって、照明器具ではない。 ■所感 イメージ、インスピレーション

          人の生活とか心理を寸法にあらわすのが 設計

          レジャーで心身をすりへらす

          ■10分読書の備忘録vol.39 ■出会った本:建築は詩 建築は詩―建築家・吉村順三のことば一〇〇 (永橋 爲成、 吉村順三建築展実行委員会 編集) ■引用箇所 よい住宅というのは、形そのものよりもむしろ、 その家自体に「たまり」というか、重心のある居住空間のある家のことだと思う。 たまりはそこで営まれるであろう家庭生活を豊かに楽しくするものである。 それは昨今のレクリエーションにならないレジャーなどで 心身をすりへらさずに済むような場を家庭生活に与えることにな

          レジャーで心身をすりへらす

          「降伏論」〜10分読書の備忘録vol.38

          ■読んだ本:降伏論(高森勇旗・著) ■ダイジェスト(第7章) ・自分の言葉は自分では見えない。 同じ日本語を喋っていても、どのような言葉でこの世の中を表現しているか、どのような言葉を相手に投げかけているかを、自分では見ることができない。 ・人の感情は、時間の経過と共に元に戻る。 これまでの私を作ってきた1日35,000回の意思決定はそう簡単に変えられない。 したがって何かを変えたいと思った時は、 ①感情が熱いうちに「行動」を約束に変える ②行動した成果を約束す

          「降伏論」〜10分読書の備忘録vol.38

          「降伏論」〜10分読書の備忘録vol.37

          ■読んだ本:降伏論(高森勇旗・著) ■備忘録 ・考えていたら、永遠に成功しない。 膨大な意思決定 ”群” の結果が、今の自分だから。 ・思考の癖は相当に強い。 だから、自己変革は相当に難題。 ・最強の敵は「言葉」。 だから言葉を変えよう・・といっても、これまで使ってきた言葉は 無意識に脳内会話に登場するため、気付けない。 ここに完全降伏できたら、初めて自己変革の入り口に立てる。 ・心が抵抗する時に、その逆の行動を選択する。 それが経験したことない人生に進

          「降伏論」〜10分読書の備忘録vol.37

          「地方創生大全」〜10分読書の備忘録vol.36

          ■読んだ本:地方創生大全(木下斉・著) ■備忘録 ・そもそも「何が問題か?」を、表面上起きているそれと見誤ってしまうこと。 達成しても意味がないことを、目標にしてしまうこと。 根本から考え直すという考えを持たないこと。 ・・など、地方創生がうまくいかない時にはちゃんと理由がある。 ・合意形成は始める前に行うのではなく、やった結果を基に行うべき。 ・過度に美しいストーリーは疑い、論理的、定量的な数値のチェックを常に行うこと。 ■所感 ・規模はどうであれ、運営者

          「地方創生大全」〜10分読書の備忘録vol.36

          「頭のいい人が話す前に考えていること」〜10分読書の備忘録vol.35

          ■読んだ本:頭のいい人が話す前に考えていること(安達裕哉・著) ■ダイジェスト ・頭のよさは、他人が決める。 ・論破やアドバイスはしない。 ・何のためにその知識を伝えたいのか、話す前に自問する。 ・考えるとは、整理すること。 ・言語化にはコストがかかると知っておく。 (状況を聞く、整理する、提案する。) →「コミュニケーションコスト」という視点。 ■所感 ・その発信・発言を何に繋げたいのか。 →どこに向かって放っているのか?に発言者の人格が透けて見える。 こ

          「頭のいい人が話す前に考えていること」〜10分読書の備忘録vol.35

          「みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?」〜10分読書の備忘録vol.34

          ■読んだ本:みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?(西村桂哲・著) ■書き留めておきたい箇所 ・よく出来た思考方法で整理してスッキリさせて、むしろ”生きている手応え”から本人を引き離してしまうような働きかけにつていは、僕はちょっと遠慮したい(西村桂哲さん)。 ・手にとられる本は、熱量や生命力が高いんだと思う。 人も動物だから、何万冊もある中からその熱を察知して、 自分に必要なものを「あっ」と感じて手にとっている(三島邦弘さん)。 ・土地を買って家を建てたり、車を買っ

          「みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?」〜10分読書の備忘録vol.34

          「冒険の書」〜10分読書の備忘録vol.33

          ■読んだ本:冒険の書(孫泰蔵・著) ■気づき/感想 ・子どもの頃、新年度にもらう教科書に晴れがましい思いで 「学ぶ」ということにワクワクしたものの、 いつの間にか学ぶ意欲が薄れていく理由がわかった気がした。 ・それでも毎年どこか「学ぶ」ということに期待していて、でも そのうち段々与えられた内容を理解していくことが学ぶということなんだと 思うようになっていった理由も分かった。 ・が、やはり学ぶとはそういうことではなかったのだと目が開かれ、 腹に落ちた思い。 ・教育とは

          「冒険の書」〜10分読書の備忘録vol.33