ヨガと礒谷式力学療法の比較検討・・・①猫のポーズ編
ハタ・ヨガは長い歴史がある体を整える素晴らしい技術です。
しかし、2000~3000年前のインド人の生活を想像すると相当筋肉が強かったことが簡単に想像できるので、私たちがその時代のインド人と同様でいいのかな?というのが私の常に感じている疑問ですが、今日はそのことはさておき以前にも紹介したことがあるヨガの先生が長い年月ヨガに取り組まれて、たどり着いた必須でやるべき3つのポーズのお話し。
それは、『猫は魚がすき』と表現できるそうです・・
つまり、猫のポーズ、魚のポーズ、すき(鋤)のポーズの3つだそうです。
このヨガの3つのポーズの狙いと、私が施術の中心にしている礒谷式力学療法で行う体操などを比較検討してみたいと思います。
では1ポーズづつ説明していきます。
まず猫のポーズです。
このポーズの狙いは背骨、特に腰椎の柔軟性の回復ストレッチだと思います。
そして猫のポーズではイラストのように背中を反ったら次には丸めてというポーズをセットにして行いますが、これは硬いものを柔らかくするときに効果的な方法で、硬い枝を折るときに上に下に曲げて折る行為と同じですよね。
礒谷式力学療法においても同様に、腰枕矯正と座布団矯正で腰を反るストレッチを行います。
この矯正は、腰椎を反らせる形になっていますが、大事なのは脚を紐で結んで行うというところで、この紐で結ぶことにより、腰が丸まっていた原因である股関節が矯正されるのです。
そして、礒谷療法では腰を丸めて伸ばすために「膝抱え運動」を行います。
腰枕で反った腰をこの運動では丸めることにより腰を伸ばしていきます。
背骨は体の大黒柱!
正しい生理弯曲で柔軟であり、左右にずれたり捻じれていないことが健康な生活においてとても重要なのです。
どんな優れた技法でもきちんと続けることが大事です。
また、その技法を行うにあたり自分の体の癖を知り、どこをどのように治すかの視点も持つと効果のある体操やヨガができると思います。
股関節ヨガともいえる礒谷式力学療法ベースの整体院