さらに、足の甲の痛みの本当の原因。
足の甲の痛みをとるのに靴の中敷きを平らにする方法を紹介しましたが、その痛みがなぜ起こったのか?
上の写真を見ていただくと、ちょっと角度と陰影の関係で分かりにくいのですが、右足の甲のほうが高く、そして親指が長く見えますが、これらは脚が長いことにより引き起こされている原因が同一の現象です。
長い脚側は短い脚側に比べて、足にかかる重心が外側に多く掛かってしまうために土踏まずのアーチが深くなり、甲が持ち上げられることにより痛みが起こると前回は説明しましたが、今日はもう少し深く説明します。
そもそも、なぜ重心が外にかかってしまったのか?
これは股関節が開くことにより、脚の軸に骨盤がきちんと乗っからなくなるために起こっているのです。
イメージとしては・・・
この写真の右側の股関節が開くことにより骨盤が反対の左側に乗ってしまうので、体重が外に掛かるようになってしまっているのです。(また、股関節が開くと脚が長くなるので、体重は自然に短い脚に掛かるようになるのです)
したがって、靴の中敷きで甲の痛みは一過的には取り除けても、この体の癖を治さなければ、また痛みが再発するかもしれませんし、他のトラブルに見舞われる可能性が高いわけです。
ここで一番上の写真の説明をしますと、赤丸は内くるぶしですが、ちょっと分かりずらいですが
人間の体に起こっているトラブルの陰には、このように物理的なアンバランスが隠れていますから、それを修正しないで食べ物、漢方薬、メンタル等で状況を打開するのは非常に無駄が多いと言わざるを得ません。
なぜならば、食べ物を消化吸収するためには内臓がしっかり働かなくてはいけないのに、胃や腸をつかさどる自律神経に圧迫が有ったり、リラックスするための神経に圧迫があり機能不全があれば、せっかくの努力も効果が下がってしまうのはもったいないと思いませんか?
最初の話に戻りますと、足の甲の痛みに対して、良い靴を買う、中敷きをオーダーで作る、整形外科や接骨院に通う、どれも一定の効果はあるかもしれませんが根本からは治らないのではないでしょうか?
それは、本当の原因に対するアプローチが抜けてしまっているからなのです。
とことんまで原因を追究して、そこにアプローチすることだけを根本療法と呼ぶことができるのです。
根本療法のパイオニア・磯谷式力学療法ベースの整体院
杉並区・西荻窪 鴨下療法所