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知っていると効果が違う、脳卒中のリハビリとは?

西荻窪駅から徒歩3分の根本バランス回復の整体院・鴨下療法所です。

 前回、脳梗塞などの前兆のお話を書きましたが、今回は脳梗塞などでリハビリ段階のお話を少し。

 予兆として『片方の肩が下がっていたり、顔や唇が傾いている』と前回書きましたが、これなどはまさに体が歪んでいるという状態です。

 つまり、体が歪むことにより神経や血管の圧迫が起こっているから、脳梗塞、脳出血が起こるのです。

 もちろん、食べ物や水分不足等要因はほかにもありますが、体の歪みの予兆に該当が有れば、当然体の歪みも修正しなければ再発の恐れもありますし、リハビリの進捗もスピードダウンしてしまいかねません。

 ここで『礒谷式力学療法』(礒谷公良著 礒谷式力学療法事業出版部刊)から一例ご紹介します。


 脳出血後遺症 東京都 ◎川 ◎◎ 65才 男性

 3年前に脳出血で倒れ、左半身が不自由になり、左手は握ったまま、左脚は強直し、歩行困難であった。
 (中略)
 右股関節前方転移(右の股関節が開き過ぎで長くなっている状態)、左股関節後方転位(左の股関節が閉じてしまっていて、短い状態)しており、脊柱は右に弯曲し、かつ腰椎部で後弯して、左肩甲関節も転移しているという典型的な中風の症状であった。
 
 初めに、奥様に右の股関節を内に押すように指導し、実行すると直ちに左手が開くようになった。
 週1回の治療で左脚は外転したままではあるが散歩もできるようになり、正座も可能になり、身の回りのことは人手を借りなくてもできるまでに回復。

 

 つまり、右脚が長い状態から脳出血が起こったので、その右脚の長いのを治療の眼目にして実行して効果があったという事なのです。

 驚くのは、素人の奥様が右股関節を内に押しただけで手が開いたという事実ではないでしょうか?

 これは、体の歪みの大きなポイントは左右差だからなのです。

 ですから、まずは左右差を解消することが非常に大きなポイントになるわけです。

 礒谷式力学療法の理論では、右脚が長いと左脳にトラブルが起こり、左半身不随になり、左脚が長いと右脳に問題が起こり右半身不随になるという事です。


 ↑ 礒谷式力学療法の理論を図示した要図というものですが、重力の影響で肉体がどのようなメカニズムでバランスをとるかを人間観察とレントゲン写真から考察した図です。
 この図は左脚が長い場合のものですが、ようはこの歪みをもとに戻せばいいわけです。

 そこで、左脚が長く右半身不随の方への礒谷療法理論からの生活習慣のアドバイスは・・・

 ・右脚から歩き始める

 ・右脚の歩幅を少し広めにし、左脚の歩幅を狭くする

 ・立つときは左脚に体重をかけるようにする

 ・左に回るようにする、右回りは禁止

 ・椅子に座る時は左脚を引いて座り、常に左方向でテレビを見たり、お話をするようにする

 
 と、この様になります。

 生活におけるすべての動作を意識的に逆転させるわけです。

 これぐらい、徹底的に取り組むからこそ効果が上がりますし、体の左右差を取り除こうと思えばこれぐらいやらなくては、なかなか根本から変えるのは難しいと思います。

 これは、半身不随があると実際に実行するのは大変ですが、意識するのとしないのとでは大きく違いますから、意識していただくしかないのです。

  半身不随のリハビリも出来る礒谷式力学療法×CS60の整体院  
       杉並区・西荻窪  鴨下療法所

 

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