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ヨガと礒谷式力学療法の比較検討・・・②ー1ポーズのキープの時間

ヨガなどのポーズのキープ(継続時間)の検討の続きです。

 礒谷式力学療法の静的力学においては1回(1ポーズ)、私は患者様の状態を見ながら15分行っています。

 この15分という時間は靭帯へのストレッチに必要だからと考えているからです。

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 例えば、上のイラストは足首の物ですが、外過重の癖を治そうと足首の筋肉を緩めても癖の付いたこれらの靭帯が歪みを元に戻すように働いてしまうのです。

 そもそも体のゆがみは、生活習慣や事故などで筋肉に偏りが生じ、その偏りが日々の生活の中で繰り返し繰り返し行われることにより、筋肉にや強弱や硬縮が起こり、その偏った緊張が骨を引っ張ってしまうことにより起こります。

 そうすると当然、骨同士がずれないようについている靭帯も伸ばされたり縮んだりということが起こるのです。

 表面的な筋肉だけの矯正や最近トレンドの筋膜調整だけではなく、さらに生活指導による筋肉、筋膜、靭帯すべてを整えなければ歪んだ体はすぐにまた元の状態に戻ってしまいます。

 私は以前テレビの番組で、インドのヨガアシュラム(ヨガ道場)において、先生に指導された生徒さんが一人一人違うポーズをジーっと何十分も行っているのを見たことがあります。
 
 これはその狙いが「体のゆがみを取り除くために靭帯までストレッチしているからだ」と思いました。

 要は、そのアーサナや体操で何を求めるか?がキープの時間を決めるのだと思います。

 手軽にリラックスをするためや、肩こりを軽くするため、気持ち良くなるためであれば忙しい時間の中で数分でもキープの時間は良いでしょうし、矯正が目的であればやはり10~15分ぐらいを目安にしてはどうでしょうか?

 2回にわたり、キープの時間は目的に応じて考えると良いのでは、というご提案でした。(^^♪


  体のバランスを物理的に考える礒谷式力学療法ベースの整体院  

         杉並区・西荻窪 鴨下療法所

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