突発性側弯症の原因チェックリスト。

 小学生高学年から中学生にかけて発症し1~2年かけてゆっくりと進行する女性に多く見られる疾患です。

 猫背が背中が丸くなる前後の歪みに対して側弯症は正面から見て右、左にC,S字型に歪む状態です。

 ここで考えなくてはいけないことは、なぜ背骨が左右に曲がったか?と言う事です。

 真っ直ぐに水平な骨盤の上に着いている背骨が、いきなり曲がるでしょうか?

 リウマチやカリエスなど自己免疫疾患や菌の影響が有れば、それも有るかもしれませんが(本当はそれさえ体の免疫力の低下=体の歪みで起こるのですが・・・)、背骨が曲がるほどの力がどのように加わるというのでしょうか?

 実は人間の体の整形外科領域で起こる現象は、事故などの外圧によるものでなければ95%以上が重力の影響によるバランスに起因しているのです。

 その証拠はいたるところに探せますから、ぜひこの原因チェックリストで探してみてください。

 ◎歩きだしが常に右から出やすい

 ◎靴や靴下を右からはく

 ◎右の足が細長い

 ◎呼ばれると左から振り返る

 ◎顔が右に曲がっている

 ◎右のお尻が大きい

 ◎背中側(下の方)の左側が張っている、硬くなっている

 ◎左の視力が弱い

 ◎左の鼻が詰まる

 ◎右目が大きい

 いかがですか?

 これは右脚が長いことにより起こる現象です。

 そして想像してください。

 右脚が長い人が気を付けの姿勢で平らな地面に立ったところを。

 右の骨盤が押し上げられると思いませんか?

 さらに、その上、上半身ではどうでしょうか?

 骨盤の右が高いと上半身は左に倒れますよね?

 でもそのままだと、とても生活はしずらいですから、背骨のどこかを反対の右に曲げてバランスを取って生活をする。

 これこそが側弯の正体です!!

 したがって、側弯症を治すためには骨盤を支える脚の筋肉のアンバランスを直す必要が有り、脚の筋肉のアンバランスのままで側弯が完治することはあり得ないのです。

 以前ブログに書いたことが有りますが、Uの字型の側弯症の女性は脚の筋肉のバランスを回復するための屈伸運動を1日10000回行うと決めて実践した結果、40歳台で背骨を真っ直ぐに戻されました。

 屈伸運動をそれだけ行うという事は並々ならないことですが、この方は側弯症で頭痛、筋肉痛、そして体のだるさが堪えられない、それが治るのならの一念で取り組まれたそうです。

 脚の筋肉は強いので、側弯症矯正はなるべく早い時期に取り組むのが良いのです。 杉並区・西荻窪  鴨下療法所

 

 

 

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