あごが出た~。・・・・・② 予防偏
『顎が出ることを防ぐ』これは、前回の原因偏で説明したように太ももの内側の筋肉を鍛えて強くして外側の筋肉とのバランスを良くして、正しい姿勢を作ることが唯一の根本解決法です。
そのためにも、いつも私が書いているように『正しく歩くこと』が重要です。
また、自分の体のクセを知り、歪みをなるべく作らないようにすることもとても重要です。
とは言え、なかなか今日からそれを行い筋肉の状態を改善して顎が出ないようにすることは難しいかもしれませんね。
そこで!!
手軽のできる顎が出ない方法は・・・・・
①ゲートル巻き
現在の兵隊さんが行っているかは知りませんが、昔の兵隊さんはゲートルという包帯状の布で足首から脛をきつくぐるぐると巻き上げていました。
これは、先ほど説明しました重たい荷物を背負い、遠距離移動をすることによる太ももの外側の筋肉疲労を軽減させるための工夫でした。
そのメカニズムは、体重以上の負荷により太ももの外側の筋肉に負担がかかる⇒脛の外側に負荷が多くかかる⇒脛にある2本の骨の外側の骨が外に引っ張られて、外荷重が助長される⇒重心が外に逃げると体力が消耗する、O脚になり代謝が悪くなり体力を損なう、姿勢が悪くなり呼吸が浅くなり疲れが取れない・・・と様々な良くないことが起こる。
ですから、あごが上がる原因は前回説明したように太ももの使い過ぎなわけですから、太ももから脛への影響を逆に、脛から太もも、骨盤への良い影響にするゲートルも一つの解決法です。
そして、ゲートルは巻くのも大変そうですが現在ではコンプレッションサポーターなど良い商品がありますから、引っ越し等体に負担がかかりそうな時には着用するのもいいのではないでしょうか?
ただ、長期間使用することは自前の筋肉がさぼってしまい弱くなりますから、お勧めできませんので、必要な時に使用したらどうでしょうか?
②骨盤ベルト
骨盤の上、背骨に巻き付けるのではなく、骨盤事態に巻き付けるタイプのものをお勧めします。
それは太ももの外側の筋肉の緊張を減らしてくれるので骨盤の後傾を減少させてくれるからです。
しかし、この骨盤ベルトも、長期で使用すると①と同様に筋肉を弱らせてしまうので、あくまでも一過的に使うべきだと思います。
③タスキ
当所でも販売しております、タスキは肩を後ろに引き癖を作るのに手軽で効果が高いものだと思います。
しかも、筋肉のストレッチになっているので長時間使用しても問題になることはないと思います。
当然、肩が後ろに引ければ顎が出ることも防げるわけです。
しかし、気を付けなくてはいけないのが、肩を引くことを意識しすぎると肝心の骨盤の後傾を助長させてしまうことがあるのです。
肩が引けても、骨盤が後傾、寝てしまっては本末転倒!
あくまでも、骨盤を立たせて、その後に肩を引くことをお忘れにならないようにしてくださいね。
顎が出ないようにできる礒谷式力学療法× の整体院
杉並区・西荻窪 鴨下療法所