杖の使い方で、坐骨神経痛が消える?
坐骨神経痛が起こる脚には体重が掛かりすぎています。
これは脚の筋肉の左右のアンバランスにより左右の脚の長さがに差がついてしまったために起こっています。
すると、体重は自然に短い脚にかかってしまいます。
それは、「水は低きに流れる」「リンゴが木から落ちる」と同様に物理の法則です。
例えば、私は左脚が長いので、意識しなければ自然に右脚に体重がかかっています。
したがって、もし私に坐骨神経痛が起こるとすれば、体重が常にかかっている右お尻に出るわけです。
つまり、坐骨神経痛の正体は、体重の乗り過ぎ!
ですから、坐骨神経痛のある脚に体重がかからないようにすれば良いのです。
そのためには杖を使うのもいい場合があります。
しかし、使い方を間違えると、その時は痛みが軽減しても体のゆがみをさらに悪化させるケースもありますので注意してください。
まず、左脚に坐骨神経がある場合。杖は右に持ちます。
そしてここからが大事なのですが右の骨盤が外へ張り出すように右脚に体重を乗せるために杖を使ってください。
右脚に上半身の体重を掛けると骨盤は反対に左脚に乗ってしまいますから、杖を突けば楽だけど体のゆがみはますます悪化し、痛みが取れるのはその時だけになってしまいます。
また、杖が短いとどうしても体重を杖にかけてしまい、脚にかかる負荷が減るので脚を弱らせますし、背中が丸くなることが多いので注意してください。
坐骨神経の問題を根本から解決できる磯谷式力学療法ベースの整体院