教員は宗教2世問題にどう対処すれば良いのでしょうか
3月17日放送のSession「旧統一教会元2世信者・小川さゆりさんに聞く」を聞きました。以前は radikoで聞いていましたが、Spotifyだと昔の番組も聞けるのが本当に助かりますね。
■宗教2世の子ども時代
さて、両親が旧統一教会の信者だった小川さん、今は脱会しその体験をSNSや書籍で伝えています。
・貧しかったために、お年玉が没収されたり、制服を買えず一人だけ私服で登校したことも。(信者の家庭では、総収入の1/10は必ず献金するルール。サタンの世界で収入を得ているので、神様にお返ししないといけないとのことでした。)
・中高生を中心とした修練会では、点呼が揃わないと「メシアを支える自覚はあるんですか」と叱責され腕立て伏せ。
・恋愛禁止。恋愛小説や少女漫画もサタンの作ったものなので禁止。
・ドラマを見れず、旅行にも行かない、手帳を買ったりもできないので、友達との会話についていけない。
子ども時代の体験としてはかなり厳しいものです。
また先日は、エホバの証人でも、子ども時代に鞭打ちされてきたという証言がニュースになりました。
■宗教2世の問題
教員も人ごとではありません。宗教2世の当事者の子どもがいた場合、その子の社会との接点は学校しかないことがほとんどでしょう。
子どもが家庭での問題を抱えたときに、一番気がつきやすいのは担任の先生です。
教員のブラック労働が話題になり、ネット上では「教員は教科指導だけをやれるようにすることが理想だ。」とおっしゃる方が多いのもその通りだとは思うのですが、それでも、「子どもの問題に気づくこと」もやっぱり教員の仕事だと思うのです。
(気づいた先、その場のケアだけでなく、問題解決に向けた対策には、外部機関を頼りにさせていただきます。)
神戸新聞では、教員の無理解で傷付いた方の記事もありました。
妻はよく「無知は罪なんだよ。特にかもしかの仕事は、知らなかったから何もしませんでした、なんてダメでしょ。」と言います。
自分が関わった児童が保護者に虐待されているようだけれど、明らかに宗教絡みだから仕方ないか・・・なんて思いたくはありません。
なので宗教2世と学校について、少しばかり調べてみることにしました。
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