劇場版名探偵コナン全27作正直感想
爆発は春の季語じゃのう。
これは、かんばまゆこ先生の名探偵コナンの公式パロディギャグマンガ『犯人の犯沢さん』からの一説だ。この元ネタは、毎年公開されてる劇場版名探偵コナンから来ている。
実際の季語の話をすると俳句の世界では「ボートレース」という意外な単語が春の季語として公に登録されている。絶対に平安の時代にはモンキーターンをしてた平家とかいなかったはずなので、ボートレースという文化がそれだけ日本に馴染んできた、ということなのだ。
つまり季語、というギャグがちゃんと面白く受け入れられてる以上、揺るがない事実がある。劇場版名探偵コナンは明らかに長年売れ続けている。ということだ。
僕は名探偵コナンというコンテンツを長年見ている。100巻以上あるコミックスも一応は読み続けてるし、本誌も出来るだけ追いかけている。アニメもアマプラを使ってもいるが全話見た。公式の名探偵コナン検定も、かなり高難易度と言われる1級も取得してる。
だが、僕にとって、かなり特別なのは劇場版だ。世代的に最初の劇場版『時計じかけの摩天楼』をちゃんと映画館で見れたのも大きい。原作あって、劇場版なのは勿論なのだが、僕としては原作>劇場版ではなく、原作=劇場版ぐらい大事だと思っている。
今年の『100万ドルの五稜星』で27作目。凄い事だ。
だけど、ここまで長年人気を保っている、いや、人気が過熱していってるというのは様々な要因があるんだろうと思っていたがしばらく具体的に言語化はできなかった。
だが5年前、さやわかさんが出した新書『名探偵コナンと平成』を読んだ時に、どばぁ!と脳汁が溢れた。日本人の移り変わりとコナンはリンクしている!あれは本当に良い新書だった。
ただ、これから僕が書く正直な意見というのは『名探偵コナンと平成』の内容を言ってる訳ではない。あくまで変に好みと考えが偏った、変な1コナンファンの意見だと思って寛大に見てほしい……晒さないで楽しんでほしい……
まず、近年の名探偵コナンは、昔より明らかに様々な人間に向けて公開されてると言える。【多様性】という言葉は使いたくない、何故なら。
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