ハンガリー生活⑪ メリハリがあり過ぎる仕事に順応したい
私はハンガリーで生活しているものの、昨秋から日本企業へリモートワークで働いている。
収入や雇用形態に関するビザの制限もあるので、フルタイムは出来ない。
でも、経理の経験や資格をフル活用できる仕事で、内容には満足しているし、仕事勘や経験を積む、有難い機会である。
よく「メリハリをつけて仕事をしよう」という話があるが、私の仕事はとてもメリハリがついている。いや、つきすぎている。
決算に関わる仕事という性質上、1・4・7・10月にはフルタイムに近い働きをする一方で、その他の月は、あまり仕事がない。
業務改善や振り返り等、自分でやることを見つけて取り組む自由もあるのだが、時間でチャージをしているので、決算月のように仕事をするのは難しい。
こうなると、仕事がない月は他のことに時間を割けることになる。
主夫なので、日々の家事時間をしっかり確保できるのはありがたい。決算月には出来ない掃除や料理にも取り組むことができる。
ただ、それ以外のことに手を付けるエネルギーがなかなか出てこない。
資格や語学の勉強、趣味でも何でもいい。やりたいことは頭に浮かぶ。多少はやっている。
でも、仕事並みに集中して取り組むための、1歩目を踏み出す最初のエネルギーが、なかなか出てこない。
考えてみれば、会社員時代も決算が終わると抜け殻のようになっていた。
抜け殻でも惰性で毎日会社に行くことは出来たし、行けば仕事は色々あるわけで、自分でエネルギーを出す必要はなかった。
むしろ、仕事で時間を制限されている分、趣味や娯楽に熱中できた。
昔と比して考えてみると、今の自分はメリハリがあり過ぎる生活に順応できていないのだ。
仕事がなくなりポカンと空いた時間を、家事では埋めきれず、持て余しているともいえる。なんと贅沢な悩みだろうか。昔の自分が見たら、断罪すべき怠け者だと言うだろう。
まずは、エネルギーが出てくるような、自分の目標といえるようなものを定めてみたいと思う。1つか3つか、それ以上かもしれないが、それ(ら)に向かうために必要なことであれば、日々取り組むこともできるだろう。
決算月に「あー、有難いけど、仕事よりしたいことがあるんだよなー」となるくらいが理想である。
時間はあるのだ、まずは悩もう。
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