息子をビールに漬けた話
概要
こんばんは、かもなすです。
今日の記事はタイトルの通り、自分の息子(隠語)をビールに漬けた話です。
あっそうだ、「食べ物を粗末にするな!」というお叱りを受ける前に先に申し上げておくと、息子を漬けたビールはちゃんと完飲しております。
ご安心ください。
愚行に至るまで
ことの発端
皆さんは「シュワチン」、あるいは「炭酸水トレーニング」という言葉を言葉をご存じでしょうか。
ご存知ない方のために三行で説明すると、
チンを
シュワシュワした液体に漬けて
鍛える行為。
のことです。
私がこの行為を知ったのは高校三年生のときでした。
当時TLを賑わせていたとあるブログを読んで触発された私は、「これは芸人としてやるしかないやんけ!」と思うに至ったわけです。
18の夏
はじめて息子を炭酸水に浸したのは18歳、高校3年生の夏のことでした。
その日、家族は受験生の私を家に置いて旅行へ。
まさに愚行に走るチャンスだったわけです。
詳細はこちらのツイートのツリーにぶらさげているのでご覧いただきたいのですが、特に何も効果はなく、ただ息子をハチに刺されるような痛みを感じただけで終わってしまいました。
ですが、この数日後、私はこんなツイートをしていました。
高校生らしいアホみたいな発想です。
ですが、これが悪夢の始まりだったのです。
作られる包囲網
不用意なツイートをした私を待っていたのは、アルコールシュワチン包囲網とでも呼ぶべきものでした。
当時の私はまだ18歳だったため、「未成年なので」で逃げる事ができました。
ですが、芸人としてただ逃げるというのは許しがたいことです。
そして私は「成人したら必ず実行する」という口約束をしてしまうのです。
それ以降、4年以上にわたって「はやくビールでシュワチンしろ」と粘着催促され続けることになったのです。
整った環境
無事成人を迎えた私は、事あるごとに飲酒する立派な酒クズに成り下がることができました。
当然ビールシュワチン包囲網はその厳しさを増していくことになります。
とはいえ私は実家暮らしの身。なかなかビールに息子を漬けるタイミングは訪れませんでした。
ですが、血気盛んだった高校生だったころも今は昔。とうとう私も社会人になることになり、実家を出て一人暮らしを始めることになりました。
そうです、親の目の届かない環境です(注1)。
これでいつでもシュワチンができる。火のついた芸人魂は、荷解きもそこそこに、私を愚行(奇行?)へ走らせたのでした。
当日準備
用意したもの
シュワチンのために用意したのは次の二つです。
ビール(イオン・バーリアルリッチテイスト)
紙コップ
実はプレモルもあったのですが、流石に息子を浸すのには高級すぎます。
そういうわけでイオンのPBの第三のビールを使う事にしました(注2)。
また、普段飲むのに使うコップに息子を挿入するというのも、洗うとは言え気持ち悪さがあります(注3)。ですから使い捨てができる紙コップをセレクトしました。
あとは紙コップに適量のビールをそそぎ、パンツを下ろしていざ尋常に勝負というわけです。
実行編
最初の十数秒
炭酸水のときは、挿入した瞬間に針で刺される痛みが走るのがわかりました。
ですが、それに比べるとビールは幾分かゆったりしています。
あくまで体感ですが、十数秒は特に痛みもなく、「炭酸水より刺激も少ないし楽勝やん」とまで思っていました。
一気に襲う痛み
しかし、痛みは一気に押し寄せてきました。
それも、炭酸水とは違う痛みがです。
炭酸水での痛みというのは、針で刺されるような炭酸の刺激による痛みでした。
ですが、ビールによる痛みは、その痛みに加えてもう一つの痛みとのダブルパンチで押し寄せてくるのです。
それは、アルコール特有の染み込むタイプの痛みでした。
皆さんも小学生のころ、転んで保健室に行くと消毒液を傷口に塗られ、その痛みに悶えた経験があるかと思います。
亀頭に押し寄せたのはまさにその手の痛みでした。
当然と言えば当然です。
粘膜にアルコールを塗っているわけですから。
限界
痛みのダブルパンチがやって来れば、ノックダウンは間もなくでした。
息子が入水してからものの30秒足らず。私は我が息子を水中から引っ張りだします。それでも亀頭に残るヒリヒリとした痛み。
これはやってしまったのではないか。急に押し寄せる不安とともに風呂場へ直行すれば、念入りに息子を洗いました。
シャワーをかけながら「二度とやらない」と固く心に誓ったのです。
感想
先に一言。
やめておけ。
簡単に言えば、むちゃくちゃ痛いです。
敏感な粘膜である亀頭に刺激のある炭酸飲料をかけるだけでも危険な行為なのに、それに刺激性の強いアルコールも加わるわけですから、こんなものが痛くないわけありません。
それどころか炎症を起こす危険もある非常に危険な行為です。
私は「これはまずいかもしれない」という直感ですぐに息子を流水で洗い流したため、幸い何事も起きませんでしたが、場合によっては泌尿器科を受診しなければならなくなる可能性も十分考えられます。
こんな愚行を実行に移した愚か者として申し上げておきます。
危険なので絶対に真似しないでください。
ちなみに効果ですが、一切ありませんでした。
まあ、そんなウマい話はありませんわな。
息子のスタンドアップにお悩みの皆さんは、こんな怪しい民間療法ではなく、バイアグラで解決していきましょう。
そんなわけで今日の記事はこれぐらいで。
おやすみなさい。
注1. そういえば、実家を出る日に「一人暮らしになったからと言ってハメを外すなよ」と父に言われました。でも流石に一人暮らしを始めてハメを外した息子がその息子をビールに漬けるとは思っていないだろうなあ……
注2. そもそも息子を浸している時点で勿体ないというツッコミはなしです。ちゃんと飲んでますしね。
注3. でも息子を漬けたビールはそのまま飲むんですけどね。ちなみに高校生のときもちゃんと飲みました。