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映画 『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』 めちゃくちゃ良かった

2020/02/21にデジモン20周年を記念して映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』が公開されることを、皆さんご存知だろうか。

先立って、2020/02/04に完成披露試写会が新宿バルト9で行われた。
試写会は平日の18:00~とちょっと行きにくい時間だったけど、一足先に見たくて応募して無事当選!
という訳で、いち早く見てきた映画感想を残します。ネタバレは極力してません。

久しぶりにtwitterのTLで盛り上がって知った方もいるんじゃないかと。
この予告映像だけでも、だいぶ期待できるのが分かる。


※ストーリーの核心を突くネタバレなし
※愛故にちょい批判的な内容もあり
※ただの個人の感想・熱くなりがち


わたしとデジモン

わたしは初代デジモンアドベンチャーを小学生の時にリアルタイムで見ていた世代
めちゃくちゃ詳しい訳ではないが、無印・02・テイマーズ・フロンティアまでは全話追っていた。

デジフェスも参加していたりと…そこそこのデジモン好きではある。

ラスエボの良かったところ

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子供と大人の気持ちを描いている
自分自身、小学生時代にデジモンを見ていて…今はアラサー
劇中内の太一やヤマトは大学生ではあるが『大人』として出てくる。20年前に見ていた『子供』気持ちと、今の自分『大人』の気持ちを味わいながら見えることが出来る。

デジモン達は変わらない
アグモン・ガブモンはじめ…どのデジモンも出会った頃と変わらない。
これは悪いのではなく、変わらず私達をパートナーと慕い寄り添ってくれる。
現実的に考えてみても、そんな相手っています??
友達でも幼馴染でもお互い成長するとズレたり会わなくなったりするのに…彼らは何年経っても変わらず隣にいてくれる存在というのが描かれている。まさに『絆』を感じる演出が素晴らしい。

バトルじゃなく心情を描くシーンが多い
デジモンシリーズにとって『進化』と『バトル』は大きなキーワードだと思う。今回驚いたのは『進化シーン』がそこまで手を入れてないこと。
tri.はフルCGでどのデジモンも進化シーンを長めに演出していた(あれはあれでキレイだとは思う)が、ラスエボは無印意識もあると思うが…進化シーンはあっさりしている。

その代りに、セリフはないけど表情で気持ちを描くようなシーンが多かった。試写会で太一役の花江夏樹さんが『水の演出が素晴らしい』とコメントしていたが、めちゃくちゃ同感で雨が降ったり・止んだり…気持ちに連動しているように感じた。
ちょい新海誠っぽいような美しさもある。

歴代シリーズを意識した演出
ラスエボを見る前に、歴代の映画などで予習をしておくとより楽しめると思う。少なくとも1999年に公開された『デジモンアドベンチャー 』( 細田守監督)は絶っっっ対に見ておいた方が良い
あれがデジモンの始まりであり・原点と映画の中で感じた。
もはやボレロ流れた瞬間に泣ける…

もちろん、無印だけでなく…他シリーズのキャラも細かく出てて『うぉぉぉっ!懐かしい!』という気持ちになる
ラスエボをこれから見るひとで、02を最後まで見ていないひとは絶対に02最終回を見ておいた方が良い
見なくても意味は通じるが、感じる度合いが変わってくる。

限られた時間をどう過ごすか
予告にもある通り『大人になるとデジモンの別れが早まる』というのが今回の物語。キャラクターにより、どうデジモンと過ごすかが違い感じるものが多かった。
特に、出番は少なめだけど…空とピヨモン・02のキャラクター達と無印のキャラクターの表情の違いは見どころ。。
エンドロールは涙なしでは見れない…

tri.とラスエボどこが違ったのか

デジモンアドベンチャーtri.が発表された時は、めちゃくちゃ期待して…映画館で見ていたが、全6シリーズのうち半分くらいで心折れた
tri.のイマイチポイントは色々あるのだが…一言でいうと『誰に向けてるの??』という散漫な内容だと思っている。最初、自分だけに響いてないのかと思っていたけど…多くのデジモンファンからtri.厳しい評価を受けている。

演出にかける場所が違う
デジモンアドベンチャーtri.が6部作と聞いたときから…ちょっとヤバいんじゃ…とは思っていた。結論、6部に分けて見せるほどの物語の深さではなかった。
進化シーン・バトルシーンの長さでいえば、tri.の方が時間をかけているが…なんとも薄さを隠せない。一方でラスエボは、通常の一本映画の中で見ている側が考えさせる…余韻を残す演出がされている。
私自身はバトルよりも、デジモンとのパートナー関係・それこそ「絆」を感じるような感情演出がラスエボは多かったのが良かったと思う。

アニメーションの質
素人目でみてもtri.のアニメーションは褒められたものではなかった。長い紙芝居見てるとか言われても仕方ないくらい…キャラが動かない。ミミと芽心がチアリーダーの格好で踊るシーンとか、キャラが横にスクロールしてるだけのお粗末さ。。
一方、ラスエボは激しくキャラが動く訳ではないが、キャラの表情や間のとり方が絶妙で言葉なくして魅せられている。正直、ラスエボのキャラ絵を見た時は…『無印風だけど可愛くない…』と思ったが、動いている彼らは静止画の100倍も魅力的だった!

何が言いたいかというと、tri.で心が折れたデジモンファンでも…是非ともラスエボは見て欲しい!!ということ!

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これからもデジモンを見守りたい

まさかの2020年4月から『デジモンアドベンチャー:』が始まるというニュース。しかも、毎週日曜午前9時に放送!
あの懐かしの時間帯でデジモンが放送するとなると、気が気がじゃない。一方で、大ゴケしたらどうしようと不安もある。。

とはいえ、また20年前のように子供達が熱狂して…それを親世代の大人も楽しむ時代がくると思うと、めちゃくちゃワクワク!

さいごに

私には『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』は、過去と今を繋いでくれるような作品で素晴らしかったと思う。
2/21に公開されたらもう一回絶対見に行く!ハンカチも忘れずに!

ただ、試写会の後ろの席のお客さんは『何が言いたいかさっぱり…』と辛口コメントしてる方もいたので、捉え方次第かもしれません。

けど、おすすめしたい!!是非ラスエボ見てほしい!!
鬼オススメしてるからステマっぽくなったけど、いちデジモンファンとして本当に感動してこのブログ書きました。


[2020/02/21追記]ついに公開〜!!おめでとうございます!!



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