花を持ち歩く
仲良くなったカフェの店員さんが退職すると聞いて、ちいさなブーケを作ってもらいに行った。
そこで見つけた、この枝もの。
「ツルウメモドキ」というそう。
ドライにして飾られていたものを、一本だけ譲ってもらった。
3年前の大晦日。
急に長野の戸隠に行くことになって、大雪の中バスで戸隠神社の中社へ。
そこの店先に飾られていた、この枝ものがすごく素敵で、どこかで見かけたら絶対買いたいなと思ってた。
でもぜんぜん見つからず。
ようやく今日出会えた。
うきうきした気分でバスを待っていると、おばあちゃんに話しかけられた。
「なんていうお花ですか?」
「素敵なお花ですね。持ってる人だけじゃなくて、まわりも温かい気分になりますよ。」
ただお花を持ってるだけのわたしに、わざわざそんな風に声をかけてくれたおばあちゃん。
こちらこそ、お花を持ってただけでそんな風に言ってもらえてうれしくなりましたよ。
わたしも、道でお花を持って歩いている人を見ると、ついつい目で追ってしまう。
感じたことは、もっと素直に伝えてもいいのかもしれないな。
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