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図書委員会

拠点校の委員会活動日。担当の先生と活動をどのようにするか話し合い、色々アイデアを伝え、最終決定は担当の先生に任せた。
そして、図書委員で互いに本の紹介をし合おうということになった、もちろん委員会だから、委員会としての反省も必要だ。
いつもは、気が付いたことを発表するのだが、今回はよく出来たこと、いいなあと思ったことのみに限定しての発表にした。すると
「本を棚に戻すとき、本の分類や棚の位置を覚えて素早く返却ができた」
「図書室に入った時みんながきちんと手洗いをしていた」
「当番の仕事ができなかったとき、友人に代わってもらったり、他の日にきてお手伝いした」
という前向きな意見が出た。このようにな意見がでると委員会活動が楽しくなる。
次に"本の紹介タイム"
私は、ビブリオバトルを提案したのだが、やはりそれには準備が必要なので、シンプルに紹介となった。
15分で紹介したい本を見つけましょうだったのに、20人の子どもたちは、5分で全員本を決定した。その間に心配な子は、アドバイスを求めてにきたが、それで迷うことなく解決、例えば。
紹介したいと思っている本が貸し出し中でない子には、同名の本を勧めて自分の勧めたい本は、こちらの方とか。
絵ばかりで字やページ数が少ないと悩んでいる子には、低学年にいいよとコメントを入ればどうとか。
物語から見つけられない子には、物語じゃなくてもこの図書室にあり本ならなんでもいいよとか。
そして発表。先生からは、うまく言えない時は、本のタイトルだけでもいいとアドバイスを受けスタート。
さすが、5分で本が決まる委員たちだ。
みんな下書きもなく、すらすらと話す。ひとりの持ち時間は、約1分。本のストーリーを話す子。自分と本の思い出を話す子。物語ではなくゲーム(迷路の本)を紹介する子。手に持っている本だけでなくシリーズを紹介する子。表紙だけでなく絵本の絵を紹介する子。どこの棚にあるかを類を伝える子。考えが止まると、上手に助け船を出してより場を盛り上げる子。などなど。
みんなが持ち時間を守って見事に時間内に楽しく終了した。
それぞれの子ども達が上手に話そうではなく、この本を勧めたいという思いがいっぱい感じられる"本の紹介タイム"だった。こんな風に紹介するといいよと、見本のデモンストレーションされた先生は、子どもたちが素晴らしくて、自分が恥ずかしくなったとおっしゃるぐらい(イヤイヤ、ユニークな本でおもしろかった)子どもたちは素敵だった。
子どもたちは読書離れしていると言われて久しいが、そんなことはない。やはり子どもは本が好きだ。ただ今は選択肢が多くて迷ったり、時間がなかったりするだけではないか?と思わせられた時間だった。



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