本を誰に勧められるか

少し前このnoteに、図書委員会の活動で"本の紹介"タイムを設けた様子を紹介した。本日はその後の報告をしたい。
20冊の紹介本の中で、高学年向きの冒険ファンタジー小説があった。タイトルも少し変わっていて、装丁も個性的ではある。シリーズで何冊かある。全部よめばかなりの長編作品だ。その第1巻を紹介したのだが、早速その本を2人が借りに来た。申し訳ない1冊しかないので、はじめの子が借りて行った。次に来た子は、仕方なく第2巻を借りて行った。成長物語なのでわからない部分はあるだろうが、まだ登場人物はそんなに変わらないだろうということで、納得して借りていった。
20人の聞き手の内、2人にヒットするなんてすごい!私が何度紹介しても、POPをつけても、2年間一度も動くことのなかった本がこんなに動く。
子どもたちの、「この本が面白いよ、読んでみて!」というあつい思いが伝わったのか。仲間が紹介しているから、絶対の信頼感があるのか?
とにかく、この本を手に取ってくれる子どもがいて私は、とてもうれしい。冒険物語であり、成長物語、加えて理想にしたい大人が出てきて、主人公を導く、王道のファンタジーだ。口コミで広まってくれたらいいな。

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