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てぶくろ
有名な絵本。この季節になると、「ありますか?」と尋ねに来られる方が多い。
さて、こちらの本をみて思い出したことがある。先日行った、「もしも、猫展」で見た浮世絵の数々だ。浮世絵では、猫や動物たちがまるで人間のようにきものを来て、動き描かれていた。さらに、浮世絵より以前の「鳥獣戯画」もうさぎやカエルが、人間のようにその姿のまま描かれている。
日本の文化では、ずっとずっと以前から、動物たちを擬人化して描く、ユーモアのセンスがあったのだな!と再確認した。これをユーモアといっては失礼かもしれない。が、このユーモアのセンスは、私達の感性の底に流れているといえるだろう。
絵本では、動物たちが擬人化して描かれることが多い。何も抵抗なく受け入れられる感性は、ずっとずっと昔から育まれていたのだ。