ナムさんへ(2021年9月12日)
お誕生日おめでとうございます。いつも本当にありがとうございます。
私の気持ちがナムさんに直接届くことは無いけど、あなたに届く沢山のお祝いの中のひとつになれたらいいな、と思って文章を書いています。
まずね、私が辛くて悔しくて仕方ない時、それでも頑張り続けないといけないことに絶望しそうになったとき、私を助けてくれたのはナムさんの言葉でした。
色んなことがあって、自分の置かれている状況が苦しくて仕方ないのに、誰に、どうやって怒ればよいのか、私なんかが怒っていいのか、分かりませんでした。
でもナムさんはそんな私に怒り方を教えてくれました。どうしようもない、納得のいかない理不尽さに対して、私の代わりに怒って、私を守ってくれたのがナムさんの言葉でした。
それと同時に、ナムさんは「それでも時は過ぎ、人生は続いていくこと」そして、「この世界は美しいということ」を教えてくれました。
ナムさんが2018年10月23日にリリースしたミックステープ『mono.』の中でも、コロナ禍での「Life goes on」という言葉にも、そして2021年5月28日にweverseで教えてくれた詩にも、ナムさんからの共通したメッセージを感じます。
あなたが教えてくれる言葉はいつも、とても現実的なのに美しくて、様々な状況の人に寄り添い、誰かの暗くてぐちゃぐちゃした心を癒してくれます。
どんな時代でも、どんな人にも、平等に時は過ぎていくこと。
人間がどんなに足掻き、もがいたとしても、この世界に存在する美しくも恐ろしい自然は、じっとその時を耐え、時に身をゆだねて変化していくこと。
私の心の中にある天の川を教えてくれたナムさん。私の中の小宇宙と花様年華に気づかせてくれたナムさん。この世界で自分はいかに小さい存在なのか、世の中で生まれていく力がいかに大きく、抗えないものなのかを教えてくれたナムさん。
BTSの皆はいつも「幸せでいてください」「良いものだけを見ていてください」と言ってくれます。でもさ、ただ幸せでいつづけることも、良いものだけ見て生きていくことも、不可能だとあなたたちは知っているでしょ。
それでも、そう願ってくれる人がいること、美しい言葉と、世界、そして楽しい音楽を教えてくれる人がいること。それが今の私にとっては救いです。
コロナがあっても無くても、色々な人が色々な環境で日々を生きています。ナムさん、あなたが今何を思っているのか、元気なのか、辛いのか、私にはわかりません。
ただ、きっと忙しい日々を過ごす中で、あなたのその沢山の考えに、あなた自身が吞み込まれ、辛くなることがないように願っています。
そして、ナムさんとBTSを取り巻く何か大きな動きのなかで、ナムさんがRMというアイドルを自分の意思で続けられるように、あなたの伝えたい言葉ができるだけ真っすぐ、それを求める人に届くように、私に届くように、強く願います。
あなたの言葉を借りるならば、Do remember they can’t cancel the spring.
春は必ずやってくるよね。自分に言い聞かせるように、何度も私たちへ伝えてくれてありがとう。知っている限り最大限の愛で愛して、最大限の感謝で感謝しています。
これからも、ナムさんの考えていること、ナムさんの見た景色、時々教えてくれると嬉しいです。
RMでいてくれて、BTSでいてくれて、私に届いてくれて、ありがとう。
健康には気をつけて、お仕事応援してます。
사랑해요🐨 항상 감사합니다🙌
画像はBTSのTwitterからお借りしました。