中高一貫校入って1年。入学して知るその実態
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
1月のはじめ・・・というと、思い出すのは去年の年始の中学受験。
我が子は前受で受けた学校の特進コースに(想定外に)補欠合格し、本来受ける予定だった第一志望の学校を受けることなく、この学校に入学を決めました。
この判断が良かったか悪かったか・・・・それはまだ1年も経たない今なのでなんとも判断し難いですが・・・親としては今でも悩んでしまうのです。
話はまず2年前の12月初旬に戻ります。
ちょっと文体を変えて、当時の心境など振り返ります。
第二志望入学を決めるまでの葛藤
眼中になかったはずの第二志望、しかし過去問をやっているうちに・・・
我が子の第一志望は県内一の女子校。
夏休みまでA判定だったのに、なぜか急降下し12月の合不合では合格判定がCまで降下。気持ちも焦る。
さて、冬休みの戦略をどうするか・・・。
第一志望は1月下旬に4教科試験。第二志望は年始に算国2教科(英検準2級所持者の加点あり)しかも作文あり。
我が子は理社で点数を稼ぐタイプなので、とりあえず年始の第二志望を手堅く合格するため、年末は算数国語だけに集中し、第二志望の過去問を10回分3周させて万全に備えた。
この時期、子供は第1志望を目指していたが、親の中では揺れがあった。
第一志望の学校は確かに長女のような地味な子が多い堅実な伝統校で、子供もその校風に惹かれていたのだが、なにぶん家からのアクセスが非常に悪い。この時期になると実際に通学するとなると部活などで暗い中一人歩きするのに治安がどうかなどが非常に不安になり、医者になりたいわけでもないのに果たしてそんなに苦労してまで通う価値があるのか・・・とまで悩み始めていた。
それに対して第二志望は共学校でアクセスには問題ないのだがグローバル教育に力を入れている新興の学校で内情がわかりにくい。定員が他の学校の半分程度(女子だけという観点なら4分の1)なので、周囲に在校生・卒業生が少なくてさらにわからない。
(ただ1人だけ小学校一の優等生だった我が子の憧れの子がその学校に通っていることしかわからない)
しかし、過去問をやっているうちに問題から感じる「自分の意見をはっきりと言い表せる子が欲しい」という信念がはっきりしていて、だんだんこんな学校に行ったらどんな子になるのかなと気になり始めた。
そういえば学校見学に行った時も、プレゼンではっきりとした意見を英語で言ってカッコよかったな・・・この学校に行ったら我が子もあんなになるだろうか。その点、第一志望の学校に行っても普通の進学校なので東大には受かるかもしれないが、世界に出た時に役に立つ発言力は身につかない・・・などと悩みだすと第二志望もありかなと思い始めていた。
特進コースに補欠合格から合格への通知が突然来る
ただ受験時点ではあくまで前受として受けたものの、二日後に得た合格通知には親子ともに感激の涙を流す。というのも、第二志望も最後の合不合では一般コースでさえB判定だったのもあり不安があったのだ。
しかも、一般コース合格、特進コースの補欠。
特進コースは第一志望よりも狭き門だと聞いていたので、これまた大喜び。親族まで出てきて喜ぶ騒ぎに・・・まだ前受なのに。
思えばこれが良くなかった、、前受なんだからこれで自信をつけて第一志望に向かって頑張るぞ!とならなければいけなかったところ、ちょっと安心してしてしまい、合格通知を得たのが金曜だったのでとりあえず土日は休んで月曜から頑張るかという風向きにしてしまったのが今考えれば良くなかった、、、
月曜日から頑張り始めるも、第一志望の過去問は全く合格平均点に届かない。何度やっても6割ちょっとから上がらず、あと2週間しかないのに何をどう補強すればいいのか途方に暮れる。子供もテンション下がる・・・。
どうすれば・・・ととにかく焦っていた第一志望の4日前、突如として見知らぬ電話番号から電話が鳴り出した。
「ただいま校内会議で、⚪︎⚪︎さん(娘)の特進コースでの繰り上がりが決まりました」
え!?正直、この時点では第二志望の特進のことなんてすっかり忘れていて、まさに青天の霹靂で頭が真っ白になる。
「しかし、入学金の振込が今日までなので、できれば今この場でどうするか決めてもらいたい」
この時、子供は学校に行っていたのでなんとか即答はできないが帰宅したらすぐ電話するとお願いし、帰宅後に子供に話す。
帰宅した娘も動揺し、「え、それなら第一志望はどうなるの・・・」と当然の反応。第一志望は受けるけれど、とりあえず特進の入学金だけ入れよう、という話になるが、冷静になって考えると「特進の方が第一志望より入りにくいのに入れたならそちらでいいのでは・・・」と思えてくる。子供も「えー、特進で受かったとかすごいじゃん、もう疲れたしここでいいかも」と言いだす。正直この時点で、自分も疲れていて、しかも第一志望への手がかりのなさに失望していたのもありこれでいっか、もう終わりにするか・・・と楽な方に傾いてしまった。
結局、この特進もらったことで完全に気持ちが切れてしまい、本当は第一志望の受験ぐらいはしておけばよかったのだがすることなく受験を終了してしまった。
ところで余談だが、やはり少子化の波は大きいようで、我が子が受けた年の受験者は記録的に少なかったらしく、第一志望の学校ですら倍率が大幅に下がったらしい。そのため、通常なら第一志望の学校の1ランク下の学校に入学するような子でも受かり、ある塾では半分以上が第一志望の女子校に受かったという話まであったらしい。
つまり、ある一定以上の学力の生徒の取り合いがかなりあったようで、我が子でも特進に入れたのだろうし、第一志望の学校でも受かった可能性がある。まあ、たらればの話だが。
入学して1年して知る中高一貫校の事実
入学して約1年。
色々と驚いたこと、後悔したことがあるので書いておこう。
ただ、我が子が行っている学校はかなり特殊なので、どの中高一貫校にも当てはまるとは思えないので参考程度に読んでほしい。
(すみません、色々と個人的な感覚で書いているので万人向けではありません。どうしても気になる方にだけ読んでもらえたらと有料にしました。目次を見て興味があれば読んでみてください。)
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