浄水器の選び方。賃貸むけ。

浄水器で除去できる物質

浄水器で除去できる物質は、日本産業規格(JIS)および浄水器協会(JWPA)で定められた規格基準による除去対象22物質になります。

遊離残留塩素
濁り
クロロホルム
ブロモジクロロメタン
ジブロモクロロメタン
ブロモホルム
テトラクロロエチレン
トリクロロエチレン
総トリハロメタン
※③~⑥の物質を総称して総トリハロメタンと言います。
CAT(農薬)
2-MIB(カビ臭)
溶解性鉛
1,2-DCE
ベンゼン
ジェオスミン(カビ臭)
陰イオン界面活性剤
フェノール類
PFOS及びPFOA
鉄(溶解性)
鉄(微粒子状)
溶解性マンガン
アルミニウム(中性)

除去率とは?

除去対象物質については、JISやJWPAで定められた方法で試験がおこなわれ、出た結果を「浄水能力」として表示しています。
具体的には「除去対象物質が除去率80%になるまでの総ろ過水量」が指定された形式で表示されています。製品ごとの表示例は、次のようになります。

浄水能力遊離残留塩素(総ろ過水量 1,200L 除去率 80% JIS S 3201試験結果)

※家庭内品質表示法によって、たとえ除去率100%であっても80%と表示する義務があるらしい。

※除去率 80%に達するまでの、総ろ過水量が多いほうが、性能が高い。

フィルターの種類

活性炭

活性炭(かっせいたん)とは、炭素物質を炭化した後に、化学的または物理的な処理を施して物質の吸着効率を高めた多孔質の物質です。

主に「残留塩素」「カルキ臭」「カビ臭の原因となる有機物」「トリハロメタン」「農薬」などを吸着除去する。

中空糸膜

中空糸膜とは、0.4~0.01ミクロンの穴のあいた、ろ過膜のこと。

穴を通り抜けられない「鉄サビ」「カビ」「濁り」「一般細菌」などを除去する。

穴が小さいため、水分子も通りにくい。そのため、親水化剤という合成界面活性剤が使われているらしい。

また、細菌の繁殖を抑えるために、銀が使用されている。
※銀は有害ミネラル。
銀を使用していても表示義務はない。

逆浸透膜(RO)

逆浸透膜とは、中空糸膜よりもさらに小さな穴があいているろ過膜のこと。

水中に含まれているイオン、金属、ウィルスなど、水分子以外のほぼすべての物質を除去することができます。

逆浸透膜(RO膜)は、水道水中の塩素に弱いため、事前に残留塩素を除去する必要があります。

浄水器のタイプ

ポット型

買ってきてすぐ使えるので、手が出しやすいが、浄水器としての能力は低め。

価格は2,000円~10,000円ほど。除去できる不純物は5~10種類程度。
不純物の除去率は最大で80%ほど。
使用しているフィルターは、活性炭と中空糸膜が多い。

調べたポット型浄水器で一番浄水能力が高いのが、イーテックの浄水器。
除去できる不純物23物質。除去率80%。希望小売価格 7,800円(税別)
※PFOS、PFOAの除去率は95%以上

蛇口直結型

取り付けしやすく、浄水能力そこそこ、価格もそこそこ、バランスがよい。

蛇口に取り付けるだけなので、10分ほどで取り付けできる。原水と浄水の切り替え可。

価格は5,000円~15,000円ほど。除去できる不純物は10~19種類程度。不純物の除去率は最大で80%ほど。
使用しているフィルターは、活性炭と中空糸膜が多い。
フィルターの交換頻度は、おおむね半年から一年。

調べた蛇口型浄水器の中で一番浄水能力が高いのが、パナソニックの浄水器。
除去できる不純物19物質。除去率80%。
※PFOS、PFOAが除去できてるのかよくわからない。

中空糸膜を使っているので、少し微妙。

据え置き型

浄水器の中で一番浄水能力が高いのが、据え置きタイプ。
ただし、価格が高い。取り付けに工事が必要な場合が多い。

浄水器専用の蛇口が必要なので、シンクに穴をあけて取り付けるタイプが多い。

価格は数万円~数十万円ほど。ほとんどの不純物を除去できる。不純物の除去率は最大で99%。
使用しているフィルターは、RO膜が多い。
フィルターの交換頻度は、おおむね一年。

調べた蛇口型浄水器の中で一番浄水能力が高いのが、〇〇〇の浄水器。
除去できる不純物物質。除去率%。
※PFOS、PFOAが除去できてるのかよくわからない


工事なし。賃貸で使える浄水器。


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