サイバー競馬敗戦記(8月)

8月28日

キーンランドカップ負け、新潟2歳ステークス勝ち。土日回収率は44%。

キーンランドカップは軸のメイショウミモザが1800メートル走っていた。1200メートルのレースで1800メートル走る馬は100%勝てない。1200メートルのレースで1800メートル走る馬が出走するのが競馬の難しいところである。

新潟10の本命ショックアクションは展開が向いたが、キレ負けで8着。重賞を制した新潟がよほど向いているのか、1着に0.4差と着順ほどは負けていない。新潟開催が来週で終わりということもあり、陣営が連闘で使ってくるようであれば注目したい。

8月27日

小倉11でアーティスティックワイド33倍を的中したほかはすべて外れた。回収率は65%。

ワールドオールスタージョッキーズで世界のトップジョッキーが札幌にやってきた。札幌メインで厚めに張ったスタッドリーを見事飛ばしてくれたフランスの騎手にコマンタレブー。コマンタレブーとはフランス語で「困った豚野郎」という意味だ。

8月14日

昨日で土日の予算をすべて使い切ってしまったので、今日は特別会計から捻出した。背水の陣で臨んだ小倉記念は3連複66倍を的中。特別会計分の穴埋めはできた。先週の新潟と言い、ホー騎手には頭が上がらない。

悪夢のような週末だったが、最後は少しだけマシだった。少しだけマシなことがあれば、吹き溜まりのクソみたいな人生でも何とか生きていける。そう気持ちを新たにして臨んだ最終レースはすべて負けた。

土日を通じて1レースしか当たらなかった。信じられるか?

8月13日

スプラトゥーン3を予約した。届くのが楽しみだ。

8月7日

土日の回収率112%。昨日の負けをどうにか捲ることができた。昨日とは打って変わって新潟も札幌もアーティスティックな馬場だった。

プラスになったのは良かったが、札幌8のマイネルアルザス(単勝136倍)を直前で予想しておきながら、単複を買わず日和ってワイドに走って外したのが悔やまれる。次の札幌9でも、しんがり人気で3着になったバイオスパークをここまでずっと追いかけておきながら今回だけは買わなかった。

競馬アーティストを自称する以上、こんな半端な買い方をしていては絶対にだめなのだ。どう考えても来ないような穴馬であっても臆せず買っていかなければ、真の芸術にはたどり着けない。私の競馬はギャンブルではない。表現なのだ。

8月6日

報われない1日。20レース近くやって当たったのが3回だけ。そのうちの2回はたかさんが教えてくれた馬だった。

さてはと思って結果を見ると、やはり新潟も札幌もほぼすべてのレースで1番人気が馬券に絡んでいた。紐荒れも少なく、こういう日はアーティスティックな私の馬券スタイルはまるで歯が立たない。

惜しいと思えるようなレースさえほとんどなかった。強いて言えば札幌10の泉谷がもう少し前の位置取りをしていれば、というぐらいだ。泉谷はNFTなのだから何を言っても仕方がないのだが。

よかったことと言えば、高知第2レースにガーディアンベルの半姉(ハイプリーステス)が出走し、単勝20倍の低評価を覆してクビ差の2着に入ったことぐらいか。4角からの末脚は光るものがあった。

この馬を追いかけていたわけではなく、東スポに気まぐれのように載っている地方競馬の馬柱を見てたまたま気づいたのだ。重賞でもない平場のレースなのだから奇縁である。

ハイプリーステスの馬券は単複100円のみ買っていた。200円がなんと300円になり、私の回収率はコンマ数パーセント救われた。


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