私が古民家宿を始めたわけ①
2024年9月、岐阜県に古民家宿moegiをオープンしました。奮闘すること約半年……いや、もとを辿れば3年以上前かも。
あーでもない、こーでもない、と道をさまよい続けた私が、古民家宿の開業にたどり着いた経緯を書き記します。資格もスキルも、知識も何もない主婦が、お宿を始めたお話です。
古民家宿moegiに込めたおもい
私の宿「moegi」は、漢字で書くと「萌黄」です。萌黄とは、日本の伝統的な色の名前です。芽吹いたばかりの葉の色のような美しい黄緑色。
もともと大好きな色で、自宅のカーテンの色に使ったり、小物類をそろえたり……萌黄色を選びがちでした。
そこでよくよく意味を調べてみました。
すると……
良き門出
子どもの成長
こんな意味があることがわかりました。
後付けかもしれませんが、私のつくりたい宿にぴったりすぎる意味でした!moegiで同じ時を過ごし、より仲を深めて、さらなる素敵な未来へ向けて出発してほしいとおもいを込めました。
たくさんの助けがあって開業できた
というのも、私自身、お宿の開業に至るまでには、たくさんの素敵な方々との出会いがあったからです。
きれいごとではなく、1人では絶対にスタートできていませんでした。たくさん応援してくれる人がいて、励ましてくれる人がいて、ようやく夢が叶いました。
人が集う場所をつくりたい
そして、もう1つ。デジタル化で人と顔を合わせなくても仕事や生活ができる世の中になりました。でも、本当に1人で黙々と仕事、生活をしていては人間壊れてしまうと思いました。(実体験。この話はまたの機会に……)
月並みですが、こんな時代だからこそ懐かしさの感じられる家に、みんなで集まって顔を合わせて話したり、遊んだりできる場になるといいな、と思いました。