4、アナログなカラー扉でも(前編)
まだ漫画原稿のデジタル化にスッ!とは行けませんよ。
まずはカラー扉の手塗り(ずっとやってた方法)です。
原始的ですな……。
雑誌の表紙のときは普段みたいに好き勝手ではなく
編集部にラフを見せて先にオッケーもらわなきゃいけないので、
背景と人間を別に下絵して乗っけてます。
「字が入れにくいからもうちょっと人物は下のほうがいいな」みたいなことがあるとめんどいからです。
これ、デジタルならレイヤー分けて位置ずらすだけのことですよね。
首が長すぎたので、紙を折って縮めて貼ってます。
これもデジタルなら(以下略)。
※すぐにこういうやり方をするのは、前職が洋服のかたち考えて絵描いてパターン(型紙)ひく企業やとわれデザイナーだったから癖なんだと思います。
塗りました。で、これは最初から単行本の表紙にも使い回すつもりでしたが
そのときデザイナーさんから「ふわふわ水玉みたいなの描いてほしい」と言われ、単行本ではこの絵に私が別に描いた水玉がふわふわ浮いて配置されてます。画像悪いですが、これ。
同じように
こうなりました。つづく。
ちなみに、この2冊はいまなんとか文庫にしたいと思って
編集さんたちに相談しています。