改装のこだわり -お客さんとの境界をなくす-
今回の改装では番台を旧式からロビー式へ変えました。
旧式は玄関から男女が分かれていて、入ったらすぐに脱衣所がある昔ながらのスタイルです。ロビー式は男女共通のロビーエリアがあって、そこから男女それぞれ脱衣所に分かれていくというもの。
番台式は風情があって個人的には好きですが、
①男性スタッフが番台にいると女性のお客さんが来にくい
②家族連れやカップルなどがお風呂上がりに待ち合わせしにくい
という弊害があります。
これらを解決するためのロビー式への改装は、もはやゆとなみ社では恒例となっていますが、今回の改装ではさらに、
③番台でスタッフとお客さん(特に異性)が雑談しにくい
という問題を解決し、強みにしていきたいと考えました。
鴨川湯を続けていく上で私たちが大切にしたいことの一つは『お客さんとのコミュニケーション』です。
もちろん銭湯なので《湯》があってこそですが、鴨川湯はプラスαで《番台での雑談》を大切にしたいと思っています。私たちが客としてお店に行った時に心を動かされる瞬間は、やはりお店の人との雑談です。
鴨川湯は番台をカウンター式にして、お客さんが立ち寄りやすい空間を作りました。
この形のこだわりポイントは4つ。
外から、玄関から、ロビーからの3方向を空ける。
⇒それぞれの場所でコミュニケーションが取れる。雑談する場所とお金を払うところが別なので、それぞれが邪魔にならない。スタッフが2人入って作業ができるくらいの余裕のあるスペース。
⇒作業する場所を家や事務所ではなく番台にすることで、少しでもお客さんと会う機会を増やす。番台の床を、ロビーの床と玄関の床の中間の高さになるように調整
⇒お客さんと目線の高さを合わせる。旧鴨川湯の番台をリメイクして使用
⇒昔から来ているお客さんに馴染み深いものを残す。
お客さんと私たち。
その境界を取っ払って、できるだけ近い距離で、できるだけ同じ目線でいられるように。
来てくれたみんなの記憶に残るように。
現在、自社でクラウドファンディングを実施中です。
※自社クラファンは【店頭のみ、現金のみ】の受付となります。その訳はゆとなみ社代表 湊三次郎がnoteに綴っています。ぜひご一読ください。
クラファン詳細はこちらのnoteにて↓
クラファンは10/1(日)までの実施予定。
商品発送は期間終了後の10月以降となります。