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【連載エッセー番外編2】〈宿題〉を考える本
最初に正直に言っておきますと、今回の番外編は、自分が書いた本の宣伝です。『宿題からの解放―子どもも親も学校も、そして社会も』(かもがわ出版)ができあがりました。
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私の本業は、薪づくりでも畑づくりでもありません。大学の教育学部で教員をしています。「教育学者」ということになります。ちゃんと本業もやっているのです。
かもがわ出版の方を別にすれば、この本を最初に読んでくれたのは、6年生の息子かもしれません。印刷されて送られてきたばかりの本を、ニヤニヤしたり、ククッと笑ったりしながら読んでいました。自分のことが書かれていたり、知り合いのエピソードが出てきたりするので、なかなか楽しめたようです。
3年生の娘は、「(自分が通う学校の)先生には見せんといて」と言っていました。音読の宿題をごまかしたりしていたことが先生にばれてしまうからでしょう(前からばれているのではないかと思うのですけど)。
ちなみに、妻は、「いつも話を聞いてるから、もういいわ」という反応でした。読まなくても書かれていることは見当がつく、ということのようです(ちょっと寂しい話です)。
今回の本のことでお世話になった人に本を届けると、家に小学生や中学生がいる保護者の方が、「おもしろかったです~」と感想を聞かせてくれました。面と向かって著者に「つまらなかったです~」と言う人はなかなかいないと思いますが、それでも、「おもしろかったです~」と言ってもらえると、やっぱりうれしいものです。
『宿題からの解放』については、おもしろく読んでもらえることをめざしたところもあります。学校の宿題は、まじめに考えないといけないものでもあり、ときに深刻な問題でもあるのですが、なるべく悩みすぎず、適当に付き合い、笑いとばそうとするくらいがちょうどよいのかもしれません。そんなふうに思っています。
『宿題からの解放』を読んでみてください。学校の宿題で困っている人、宿題に疑問を感じている人に読んでいただきたい本です。