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神巫と聖女が降臨させるは、地面を砕く光の大邪神 遊戯王デッキ紹介『震天の大邪神

はじめに

こんにちは
カモフィーと申します。
突然の事ですが、私は、「ザ・ロスト・ミレニアムマスター」を目指すことにしました!👏
コイツは、急に何を言い出したのかと思われるでしょう。自分自身も何を言っているかよくわかりません。
[ザ・ロスト・ミレニアム(TLM)]と言えば、第4期第4弾に発売された、いわゆる通常弾のひとつです。そして、遊戯王GXに登場したカードたちが収録されるようになった始まりのパックでもあります。ここで、[ザ・ロスト・ミレニアム]の収録内容を見てみましょう。

なかなかの粒揃い

【E・HERO】や【アンティーク・ギア】などのアニメテーマ、12種類の岩石族、構築済みデッキまで発売されるほど人気テーマにのし上がった【霊使い】、その他多くの特徴的なカードが多く収録されています。
以前から、昔のカードを使ってみたいという漠然とした気持ちはありました。とはいえ、昔になればなるほど、私はその時代のカードを知らないわけでして…デッキの主役カードの選定がうまくいっていませんでした。そんな折、色々あって【アルティメット・インセクトLV7】のデッキを構築し、一定の形にはなったわけです。そこで、私の中のデッキ構築欲と古参カードたちの利害が一致しました。もう[ザ・ロスト・ミレニアム]の他のカードたちもデッキにしよう!するしかあるまい!絶対、デッキにしてやる!と一念発起したわけです。
というわけで、当面の間は、[ザ・ロスト・ミレニアム]を遊び倒す「ザ・ロスト・ミレニアムマスター」なるものを目指すことにしました(ここまで言って、私の言っていることが理解できない方…安心してください。それが普通の反応です。)
前置きが長くなりましたが、今回は元禁止カードと同じ能力を持つ、あのモンスターのデッキです。それではどうぞ。

デッキレシピ

2024年4月7日現在

大邪神レシェフ

発端

今回の主役は【大邪神レシェフ】です。
このカードは、実は前々から使ってみたいと思っていました。というのも、YouTubeチャンネル「ガチネタ!Freeデュエル」の出演者であるアンダルさんが、【剣闘獣】と【大邪神レシェフ】のコンボデッキを組まれていて、そのデッキを見て以来、私も【大邪神レシェフ】を使ってみたいと思うようになりました。そして、ここに来て自分の中での[ザ・ロスト・ミレニアム]デッキ構築への気運の高まり…【アルティメット・インセクト】に次いで、【大邪神レシェフ】のデッキを組むのは、即決でした。

ステータスと効果

ここで、【大邪神レシェフ】のステータスと効果を確認しましょう。

レシェフの3色の玉見て、ルギア爆誕思い出した人いる?

・レベル8
・光属性
・悪魔族
・儀式
・ATK2500/DEF1500
:手札の魔法カード1枚をコストで捨てて、相手モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る起動効果(対象をとる効果です。)。

手札の魔法カード1枚を【心変わり】に変換できるモンスターです。エンドフェイズにコントロールが戻る以外には、奪ったモンスターで攻撃しても、各種素材にしても良いという最上級のコントロール奪取能力を持ちます。

デッキ構築

【大邪神レシェフ】を使用する上での課題は、以下の3点です。(1)【大邪神レシェフ】の出力方法、(2)【大邪神レシェフ】の効果発動のためのコストである魔法カードをどのように確保するか、(3)奪取したモンスターをどう活用するか。それぞれに、私なりの解答を用意したので順を追って、説明します。

大邪神レシェフの出力方法

1.初動からの展開
【大邪神レシェフ】は、儀式モンスターであるため、召喚には、①【大邪神レシェフ】本人、加えて②儀式魔法、③儀式召喚のためのコストを揃える必要があります。
①と②は、儀式サポート全般でいくらでも揃える選択肢はあるので、③の用意をしつつ、揃えることができるならば、無駄がありません。
というわけで、今回も【宣告者の神巫】から【永遠の淑女ベアトリーチェ】に繋ぐ展開を初動として使うことにしました。そして、今回墓地に送るのも【救いの架け橋】です(変わり映えがなくて申し訳ないです…)。
今回、【救いの架け橋】でサーチしてくるのは、【祝福の協会-リチューアル・チャーチ】+【宝玉獣コバルト・イーグル】です。

ちょっと前まで、リチュアール・チャーチだと思ってました。

【祝福の協会-リチューアル・チャーチ】は、魔法カードをコストにした2つの効果を持っています。(1)魔法カードを手札からコストで捨てて、デッキから光属性の儀式モンスターもしくは、儀式魔法をサーチする起動効果。(2)自分の墓地の魔法カードを任意の数デッキに戻して、戻した数と同じレベルの天使族・光属性モンスターを蘇生する起動効果。以上の効果を駆使して【大邪神レシェフ】の召喚を行います。具体的な行程は、以下のようになります。
①1つ目の効果で、【大邪神レシェフ】か【大邪神の儀式】をサーチ
②2つ目の効果で初動で使った【伝承の大御巫】と先ほど捨てた魔法カードをデッキに戻して【宣告者の神巫】を蘇生
③【宣告者の神巫】の効果で【虹光の宣告者】を墓地へ送り、自身のレベルを6にしつつ、【虹光の宣告者】で足りない方の儀式カードをサーチ
④【大邪神の儀式】を発動し、レベル6の【宣告者の神巫】とレベル4の【宝玉獣コバルト・イーグル】をリリースして、レベル8の【大邪神レシェフ】を儀式召喚します(なお、この方法であれば、特に縛りのないかぎり、レベル10までの儀式モンスターならばギミックを流用してもらえると思います。)。
デッキの骨子として、このような形で【大邪神レシェフ】の召喚を狙うことにしました。

天馬太陽

2.儀式ドラグマギミック
上述の初動の他に、儀式召喚のサポート要員として、【ドラグマ】を採用しました。【天底の使徒】【凶導の聖告】【凶導の福音】などのカードは自分のエクストラデッキから直接モンスターを墓地に送ることが可能なため、この効果で【虹光の宣告者】を墓地に送れば上の行程を省略して、【大邪神レシェフ】の儀式召喚を狙うことができます。

これが無制限って環境おかしくない?そんなことない?
このカード1枚から生まれるアドがえぐいて
このデッキの儀式魔法、不穏な奴しかないな…

また、【凶導の白聖骸】による攻撃力補助、相手のエクストラ破壊、【共命の翼ガルーラ】による1ドロー、【旧神ヌトス】による盤面1枚破壊など、【ドラグマ】ギミックは、多様な活躍の幅があります。

ドラグマ・ジェネシスから彼女の運命は決まっていたのか…

魔法カードの確保方法

【大邪神レシェフ】は、その効果を使うためには魔法カードが必要です。魔法カードを安定的に確保するのは、遊戯王では意外に難しいです。せっかく、初動を簡素にしたのに、こちらの準備に手間取っていては意味がありません。
この問題を解決するために、今回は、これらのカードに頼ることにしました。

1.震天のマンティコア

ふんっ!

【震天のマンティコア】は、(1)デッキから【地割れ】または【地砕き】1枚をサーチする起動効果、(2)手札・墓地から【地割れ】または【地砕き】1枚を除外して、自己蘇生する起動効果を持ちます。(1)で【地割れ】【地砕き】をサーチ⇒(2)で、【地割れ】【地砕き】を除外して自己蘇生⇒(1)発動を繰り返すことで、毎ターン【地割れ】【地砕き】をサーチしつつ、場に自身を出力できます。
【震天のマンティコア】のこの特性を利用して、毎ターン魔法カードを確保=【地割れ】または【地砕き】を【大邪神レシェフ】のコストに使用しようと考えました。
また、これならば、【大邪神レシェフ】の効果を使うことを前提にしつつも、対象耐性を持つモンスター相手には、【地割れ】または【地砕き】を使用して除去しにいくことができます(不確定要素があるのには注意です。)。

たっけてぇ!
地割れと地砕きが制限なリミテッド・デュエル環境すごいな

2.光の黄金櫃

盛り込みすぎ!

【光の黄金櫃】は、[レガシー・オブ・デストラクション]で登場したカードです。(2)の起動効果で毎ターン魔法カードをサーチすることができます。また、(3)の効果で、手札の魔法カードをコストで捨てて、墓地から特殊召喚された相手モンスター1体を墓地へ送る誘発効果も持っています。
【光の黄金櫃】関係のカードは、テーマ内での継戦能力が高いため、メインギミックまでの繋ぎや【大邪神レシェフ】や【ドラグマ】だけでは不足しがちな妨害能力を補うことができるので、デッキの幅が広がるのではないかと考えました。
そんなわけで、【光の黄金櫃】を採用することにしたわけですが、そんな折、[ザ・ヴァリュアブル・ブックEX4]で【デーモンの光来】なるモンスターが新登場しました。

ユベルに隠れてるけど、こいつも中々強いだろ

このデッキは、初動さえ決まれば次のターン以降は、召喚権が余ります。そのため、【デーモンの光来】を直接サーチしてきても、その(1)効果での召喚を積極的に狙っていけます。効果もこのデッキにはおあつらえ向きで、(2)召喚・特殊召喚時に、相手モンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで得る誘発効果、(3)自分フィールドの全てのモンスターの攻撃力が自分ターンの間500アップする永続効果を持ちます。
(2)効果は、【大邪神レシェフ】によるコントロール奪取を主軸としたいこのデッキとは通ずるものがありますし、(3)効果も打点が若干不足しているこのデッキにとっては、非常にありがたいです。

奪取したモンスターの活用方法

【大邪神レシェフ】の効果で奪取したモンスターは、エンドフェイズに相手に返さなければなりません。せっかく、奪ったモンスターをリソースとして使用できるのに、みすみす相手に返すのは、勿体ありません。そこで、このデッキでは主に以下の2つの方法で奪取したモンスターを活用することにしました。

1.オベリスクの巨神兵

モンスターではない!神だ!のシーンかっこよすぎる
相手から奪ったモンスターと美少女二人を生贄に…

1つ目が、【オベリスクの巨神兵】召喚のための生贄とすることです。【大邪神レシェフ】を儀式召喚するためのリリースに【宣告者の神巫】を使うと、【宣告者の神巫】の②効果が発動できます。その効果で、【ワルキューレ・セクスト】を特殊召喚⇒【ワルキューレ・セクスト】の効果で【ワルキューレ・フュンフト】を特殊召喚⇒【ワルキューレ・フュンフト】の効果で、【ソウルエナジーMAX!】を墓地に送ります。【大邪神レシェフ】で相手モンスターを奪取すれば、そのモンスターと【ワルキューレ】2体、合計3体のモンスターが揃うので、あとは【ソウルエナジーMAX!】の効果から【オベリスクの巨神兵】を召喚すれば、奪取したモンスターを処理しつつ高打点の「神」を召喚することができます。
【ソウルエナジーMAX!】は、バトルフェイズ中にも発動できるので、奪取したモンスターで攻撃後、追撃に使用することもできます。
こちらは、初動からの一連の展開で動けるので、確実性と速攻性が高いといえます。

2.宇宙との交信

結局、サイコ流ってなんだったん?
ピ、ピ、ピピピ…

2つ目が、【人造人間-サイコ・ショッカー】のサポートカードである【宇宙との交信】を使った活用方法です。このカードは、2つの効果を持っていますが、主には1つ目の効果を使用します。1つ目の効果は、元々の持ち主が相手となる自分フィールドのモンスターを墓地へ送り、自分の手札・墓地から機械族モンスター1体を特殊召喚する効果です。効果発動に、「元々の持ち主が相手となる自分フィールドのモンスターを墓地へ送る」という類を見ないコストを要求します。この効果で、奪取したモンスターを機械族に変えてしまおうと考えました。
このデッキでは、【人造人間-サイコ・ショッカー】【魔鏡導士サイコ・バウンダー】【トリコロール・ガジェット】【騎士皇レガーティア】の4種を特殊召喚することができます。
こちらのプランは、【オベリスクの巨神兵】の方に比べれば、必要なカードをサーチするための専用の動きがないため、サブのような扱いではあります。しかし、うまくすれば、【大邪神レシェフ】【オベリスクの巨神兵】【人造人間-サイコ・ショッカー】という証明写真3人衆を盤面に揃えることもできます(一応、ちゃんと強い盤面なのもポイント高いです。)。

おわりに

ここまでのご精読ありがとうございました。
さて、いかがだったでしょうか?
ここで、デッキレシピを確認してみましょう。

ほとんど、DM関連のカードになったなぁ

個人的には、【大邪神レシェフ】をしっかり活躍させつつ、他のカードたちでも十分戦える、デッキでしたいこととデュエルに勝つことを両立させたバランスの良いデッキができたと思います。【大邪神レシェフ】を【大邪神の儀式】でちゃんと儀式召喚できたのは、私の中では結構満足度高いです(そんなに難しいことじゃない、とかいう突っ込みは野暮ってもんです。)
また、図らずも初代のカードたちを多く入れることになりました。特に、【大邪神レシェフ】から【オベリスクの巨神兵】に繋ぐのは、ある意味ゲームへの逆説みたいになりましたね。

デッキ名は、初期構想から一緒だった【大邪神レシェフ】と【震天のマンティコア】から一単語ずついただきました(本当は、もっと画期的な名前にしたいんですが、想像力が乏しいので私には無理でした。だれかデッキ名つける講座してください。)。

最後になりますが、これを読んでくれた人の決闘者ライフが少しでも充実することを願って、デッキ紹介を終わりたいと思います。
では、また次の記事でお会いしましょう。

「ザ・ロスト・ミレニアムマスター」への道はまだまだ続く、続くったら続く!
TO BE CONTINUED…

カモフィー





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