青ヶ島ヘリポート・勝負に出た一泊二日
冬場は風が強いので、春になってから行こうと決めていた青ヶ島、チャンスが来ました。
金曜日の行きと土曜日の帰りがともに△になっていたので、覚悟を決めてチケットを購入しました。
続いては宿探しです。ネットで調べる限りいくつか民宿があるようなので、元村長さんがやっている民宿に電話をしてみました。
電話が携帯に転送され、話をしてみると、予約はオーケーとのこと、ただ出張で都心に来ているようなので大丈夫かなと思いつつでした。
まぁ、ヘリポートに迎えに来ると言っていたのでそのことを信じるようにしました。
2018年4月20日、幸いにも天気にも恵まれ、風も穏やかな中、羽田から八丈島へ全日空で飛び立ちました。
空港でチケットを引き換えするのですが、 2人ほど空席待ちの方がいらっしゃいました。しかし、ほどなく8人の団体さんがこられたので9人乗りのヘリは満席となり、 2人は10時過ぎに出る青ヶ島。という船で向かうことになりました。
八丈島を出発して約20分、念願の青ヶ島に到達しました。
民宿のご主人が迎えに来て下さっており、まずは宿へ。ほぼ普通の民家にお邪魔した感じです。
ご主人は忙しいのか、昼ご飯は適当につくっておくので食べに来てと言い残して出かけてしまいました。
肝心な島に着いてから何をするかを考えていなかったので、いきなり大ピンチです。
しかしヘリに乗った団体さんが、何台か車を借りるみたいだけど、全員が借りるわけではないと言っていたのを思い出し、レンタカーのお店に電話し、無事借りることができました。
店までは歩いて10分位でした。すぐ近くにはスーパーがあって、必要な日用品は大体揃います。
夜のおやつや、滞在中の飲み物もここでほとんど調達しました。
もらった地図を見ながら、まずはこの島のシンボルの丸山を眺められる場所に行きました。
高い所へ行けば、青い海がずっと広がり、島影1つ見えないのが寂しさをかき立てます。
そんなこんなしているうちにお昼のサイレンが鳴り、誰もいない民宿へ戻り、作り置きしてあったご飯を食べていると主人が戻ってきました。
レンタカーの鍵はつけたままにしといてと言われたのを知らなかったので注意されてしまいましたが、盗むような人もいないので、必要に応じてどかすこともあるからとの事でした。
島のテレビは、ヘリポートと港が常に定点カメラで映るようになっているそうです。
そろそろ船が来るからと言うことで主人が出かけたので自分も港へ向かってみました。
このトンネルができたことで、港までの道のりが非常に楽になったそうです。
あおがしま丸がやってきました。
まずはロープで岸壁に固定するまでの一苦労があり、落ち着いてからクレーンを使って荷物を運び出し、それから人が乗り降りをしていきます。
ヘリに乗れなかった2人も、無事に着いたようです。
主人は、テレビの取材班のメンバーを受け入れていました。この方々と夜は一緒になりました。
自分はそのあとに丸山の麓にある温泉へ行って、一風呂浴びてきました。山自体が所々蒸気を出しており、その蒸気がサウナになっていました。
誰でも使えるような蒸気釜が設置されていて、魚や野菜をこの中に入れて蓋をしておけば、20分位でおいしい蒸し料理が出来上がります。
自分が翌朝出てきた生卵を持っていきゆで卵にしていただきました。
夕食の後は、星空を眺めに行きました。
この写真は沈みゆくオリオン座が写っています。
月齢が6位あったので、沈む前に寝てしまいました。本当のいっぱいの星空を眺めるのであれば、事前に月齢のチェックをしておいてください。
こちらは北斗七星ですが、デジカメでここまで撮影することができます。
帰りは、主人はテレビ取材版と出かけるようなので、先に会計を済ませ、車を返却し、ヘリポートまで歩いていきました。
この日も定員いっぱいに降りてきて、定員いっぱい乗りました。
自分のように1泊だけで帰る人は非常に珍しいそうで、島のリズムに慣れるには2泊は必要かもしれません。